小数のわり算の文章題に対して,二重数直線で解く手順を示します.わり算を使うのは、割合の第1用法と第3用法がありますが,本日は第1用法のほうです.
さっそくですが問題です.
200円あります。1mの長さが80円の布を何mまで
買うことができますか。
解き方のGIFアニメーションは次のとおり.
手順を箇条書きにしておきます.
- 二重数直線を正しくかく。
- 「1」は下の数直線に
- 同じ量(長さ,金額,重さ,割合 など)は同じ数直線に
- 求めたい値に「□」
- 1の左か右に□があったら,このわり算!
- 図を使って「何わる何」の関係を明らかにする。
- 1の上の数から,1に向けて矢印をかき,「÷数」をそえる。
- もうひとつの2つの数にも,同じように矢印と「÷数」
- 式を立て,答えを求める。
- 「何を何でわったら□になる」をもとに,式を立てる。
- 暗算または筆算で,□を求める。
- 単位をつけて答えをかく。
小学校の5年で学習する,小数のかけ算・わり算の文章題について,次のように分類することができます.
- 第1用法か,第2用法か,第3用法か
- 割合に当たる数が,1よりも大きいか,1よりも小さいか
- 割合に当たる数が,文章題でも割合(百分率などを含む)として書かれているか,文章題では割合でない量として書かれているか
今回は「第1用法」に基づく問題であり,割合に当たる数は「1よりも大きい」のに加えて文章題では「割合でない量」として書かれています.
他のパターンの出題については,別の記事でご紹介します.
(リリース:2014-01-11 早朝)