「それでは,10時半になりましたので,これより,第4回 知識・芸術・文化情報学研究会を開催いたします.
世話役を代表して,挨拶を申し上げます.
この『知識・芸術・文化情報学研究会』は,3年前の2012年1月に初めて実施し,第2回以降は,2月上旬の土曜日に行っております.
大阪駅そばという,非常にアクセスの良い,この立命館大阪梅田キャンパスにて,研究会を実施することにつきましては,立命館大学ならびに,手配・ご準備をしてくださいました方々に厚く御礼を申し上げます.
さて,『知識・芸術・文化情報学研究会』は,『知識』『芸術』『文化』『情報』などに関する研究成果を持ち寄り,発表や意見交換をする場を関西に作ろう,というのを基本方針とし,主に関西の,学生や若手研究者の発表と参加を呼びかけてまいりました.ただし年齢や地域の限定は,いたしておりませんので,今回,13件のご発表のうち,東京からというのも2件ございます.
もう一つの特徴として,各発表資料を,当日,発表される方々に持ち込みという形で,お願いしております.多くの学会・研究会では,発表の1か月くらい前に,原稿を送付し,それを主催者側で取りまとめて予稿集を作成するのが一般的ですが,本研究会ではそうではなく,文字どおり『持ち寄る』ようにしております.発表される方々には,ご負担をおかけすることになりますが,その一方で,発表ぎりぎりまで内容を見直すことができるというメリットもございます.
この配布形態について,少し,昔話をさせてください.私自身,情報検索やディジタルアーカイブの分野に関わるより前は,暗号だとか,情報セキュリティの研究をしておりました.当時,毎年参加していた行事に「暗号と情報セキュリティシンポジウム」というのがございまして,人数はこちらと比べて桁違いですが,そこでも,発表者が当日持参するやり方をとっておりました.回を重ねるにつれて,参加者数,そして用意する部数も100,200,何百と大きくなっていきまして,そのシンポジウムに参加しなくなった年度から,予稿集を発行する形式に変わったと,伺っております.
本日のご発表ならびにディスカッションを通じて,皆様の研究がさらに発展することを期待いたしまして,開会の挨拶とさせていただきます」
以前に挨拶しなかった?
- 閉会の挨拶(情報知識学会・第22回(2014年度)年次大会)