わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

どうでもいい余談,大事な余談

今週で情報処理科目は最終回です.「まとめ」として,各回の授業内容をPowerPointのスライドにしながら,振り返ってもらいます.
自分も,授業を振り返ってみました.
そうしたとき,情報処理科目のほか,講義で,あ,これはというのに気づきました.
スライドなどに載せていない「余談」を,話すときの癖です.
余談に移る直前に,部屋の掛け時計,または自分の腕時計を見たら,それはあまり重要でない内容でした.時間が押していると思ったら,話さないということですから.
時計類を一切見ず,学生のほうを向いて話し始めたら,知っておいてほしい余談です.用意していたものかも,毎年恒例の件かもしれませんが.
一つくらい,未公開の余談を書ければ良かったのですが,試験前なので差し控えます.代わりに,今期,書いたものを:

受講者のみんなが,セキュリティの専門家になるわけではありません.ですが,配属後の研究室の活動や,職につき業として行う仕事,日常の頼まれごとなどを通じて,単にタスクをこなすだけでなく,そのタスクを通して伺い知ることのできる,その場にいない人々の営みに,思いを馳せることがあってもいいと思っています.その知見は,論文を書く際にも,「考察」や「背景」の形で現れてきます.

情報セキュリティの暗号解読課題と小テスト問題

32GBのメインメモリ,なんてのはショップに行っても見かけません.仮にあっても,目玉が飛び出るほどの価格です.その代わり,メインメモリについては,何枚かマザーボードに挿して,使うことができます.8GBのメモリ4枚で,32GBです.8GBが4枚と,4GBが8枚とでは,トータルの容量は同じとなっても,いろいろ違ってきたりします.

128GBが1,575円!?〜情報リテラシーの課題より

標準化されているかそうでないかは,「○○は,ドコソコによって標準化されている」という文が成立するかどうかで,判断してみてください.検索をする前から,あるいは検索が必ずしもできない環境でも,自分の頭でチェックをして,通ったものだけ,実際に手を動かして検索する習慣をつけてください.

標準化のメリットは?

毎年恒例のは:

「暗号化」と対比する概念なんだから「復号化」ではないのか,という疑問も出てくるでしょうから,答えますと,私自身が,暗号化の反対は復号と学んでいるので,私もそれをここに書き,みなさんにお伝えしているのです.
理由ですが,まず「暗号」という文字を「暗」「号」に分けてみます.号というのは,codeのことです.メッセージといっても差し支えありません.一方,暗ですが,これはsecretの意味になります.「くらい」というよりは「わからない」ととらえるといいでしょう.
これらを組み合わせた,「暗」「号」というのは,形容詞+名詞の関係になり,全体としても名詞です.なので「暗号する」というのはおかしく,「〜にする」の意味の「化」をプラスして,「暗号化」とすれば,「する」をつけられるわけです.
次に「復号」についてですが,同様に「復」と「号」に分けてみます.号は,codeで同じです.「復」のほうですが,これは「戻す」という意味を持つ,動詞の働きをする文字です.漢文で言うレ点をつけて,号を復す,と読むことができ,したがってこの熟語は動詞+名詞による動詞句になるわけです.なので直接「する」をつけて「復号する」というのが自然で,「復号化」では,号を復するものを何すんねんとツッコミを入れたくなるわけです.

暗号化の反対は復号