先週末の午後のこと.子らにとっては,夏休み最後の休日です.
市内のプールへ行くことにしました.自分と妻と,うえの子・さきの子・あとの子・すえの子が車に乗り込み,出発です.
途中,セブンイレブンで妻が「おなかちょっと足しとこ」と言い出しました.自分だけが店内に入って---妻が車から出ると,「あたしも」「あたしも」と子どもたちが連呼するため---皆が飲み食べできるものを購入しました.飲み物は省略しまして,食べ物が,本日の主役です.
「あい,買うたぞ,バウムクーヘン」
「へえ,値ぇ張るやつやないの」
「そっか.ま,うまいこと分けてや」
「パパ,なになに〜?」
「まず来るのんは,うえの子やな…そや.ええとこに来た.算数の問題やぞ」
「…」
「このお菓子は,10個入りです.車の中には,6人いますね」
「…うん」
「1人1個ずつ食べたら,何個残りますか?」
「えっと…4こ」
「お,早いな.式は?」
「10−6=4」
「そやな.よくできました.ほな皆,1個ずつ取りや」
「(袋を開けて,1個ずつ渡す)」
「全員1個ずつ,行ったか〜」
「はーい!!」
「食べながらでええから,うえの子よ,もう1問な」
「…」
「お菓子は10個入りで,6人で,2個ずつ食べようとしたら…どうなる?」
「どうなるって?」
「(10と,2×6との大小比較をしてほしいが,難しいか…)」
「ひとり,たべられやんで!」
「ん? なんや『一人』って? …」
「たべたで.あ〜,あまかった!」
「(そっか,この子は,10÷2を思いついたんやな.10個入りを2個ずつやったら,5人やもんな)」
「うえの子よ,お前,なかなかすごいな」
「ん??」
残りの4個は,プールから上がり,車に戻った際,子らが1個ずつ食べました.
4人の子どもは2個ずつ,ママとパパは1個ずつ.式は書かなくてもいいですよね.めでたしめでたし.