- 出版社/メーカー: 北畑海苔店
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某年月日,仕事から帰ると,テーブルに,この海苔のパックがありました.そしておばあちゃんが,うえの子とすえの子を呼んで,叱りつけていました.
「あのねえ,この子らが,ハサミで端っこを切って,海苔取って食べちゃあるんよ」
記憶がよみがえってきます.その日の朝,このパックを見つけたのですが,未開封なのと,出発まで時間がなかったのとで,開けずに朝食をとり,出勤したのでした.
見ると,開封口が切られています.大人2人で叱るほどでもないので,「ほしいときはパパでもママでも,ばあばでもいいんで,『食べていい?』って聞くんやで」と言って,食卓を離れました.
某年月日,朝食にと海苔のパックを持って来てみると,1枚も入っていませんでした.昨日は5枚ほどあったんだけどなあ,誰か食べたかと聞くと,斜め前方のすえの子から「たべてないよ」と返ってきました.
「いやいや,昨日の朝,お前パパが1枚渡してそれ食べたやろが」と言ったところ「それはたべたけど,そのあとにたべてないってこと」とのこと.なかなか達者な口応えです.
よく見ると,乾燥剤の裏に,海苔が1枚,貼りついていました.取り出したところ,「ほしい」「ほしい」「ほしい」の声が聞こえましたので,3つに分けて,うえの子・あとの子・すえの子にやりました.
「パパは?」と聞いたのは,あとの子でした.無言で,中の乾燥剤とプラスチックの入れ物を取り出し,袋にわずかながら溜まっていた海苔のかけらを,ご飯にふりかけました.
記事検索をしてみると,今年だけでも3つの記事で,この海苔を扱っていました.