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組体操・人間ピラミッドの荷重計算をExcelで

組体操・人間ピラミッドの荷重計算を計算できるExcelファイルを公開しました.
ファイルは以下の通りです.

生成にあたっては,自作Rubyスクリプト(非公開)と,rubyXLライブラリを用いました.
負荷計算そのものは,すべてExcelでさせていますので,例えば1人だけ自重の値を変えても,すぐに結果に反映されます.
またgymnastic_formation_load3.xlsxでは,名前(00READMEを除く各ワークシートのD列)を,「1.1.1」のような番号から,なんちゃって個人情報で生成した名前に置き換えています.
昨日の朝にリリースしていたExcelファイル*1から,「負荷率」を「荷重/自重」に書き換えたほか,関連情報のURLをhttp://www.geocities.jp/ma85003/math/human_pyramid.pdfからhttp://www.osaka-ue.ac.jp/zemi/nishiyama/mathpuzzle/human_pyramid.pdfに変更しました.


(同日夜に追記)表の見方・使い方について,gymnastic_formation_load3.xlsxの「立体型_7段_軽減」のシートをもとに,説明します.

2行目以降,それぞれの行が,1人分の情報です.
最も左の3列(A・B・Cの列)で,三角錐タイプのピラミッドでその人が「下から何段目,前から何列目,左(右でもいいのですが)から何番目」になるかを表します.
Dの列は名前です.gfload.rbのデフォルトは,段・列・番のドット付き10進記法ですが,ここでは上記のとおり,架空の人物名にしています.
Eの列は自重です.従来試算はすべて1とするのが多いですが,このExcelシートでは任意の数値を設定できます.
Fの列は荷重,すなわち,自分の上にどれだけの重量がかかっているかです.I列から右のセルより計算した結果が格納されます.
Gの列は,荷重÷自重で,自分の体重の何倍の重量がかかっているかを表します.自重が1のときは,F列とG列の値は等しくなります.
Hの列は,荷重+自重で,自分が体重をかけている(自分の下にいる)人の荷重の計算に使用します.
IからLの列までが,1まとまりで,着目する行の人に手または足を置き,直接,重量をかけている人(上にいる人)の情報です.I列が重量をかけている人の名前,J列はかける割合,K列はかけている人の荷重+自重,L列は(荷重+自重)×割合によって求まる,重量です.MからPまで,QからTまで,UからXまでの列も,同様です.
D列の(2行目以降の)名前のセルを書き換えると,連動してI列ほかの名前も,変わります.I列およびそれより右の名前については,「=セル位置」による参照を行っていますが,文字列を書いても,完全一致する値がD列にあれば,その人の荷重+自重を見つけるよう,K列には少し手の込んだ式を書いています.
E列の値を変更すると,その人を直接的・間接的に支える人(下にいる人)の荷重が再計算されます.

(最終更新:2015-10-22 晩)