わさっきhb

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レポート提出の前に,形式チェックを

「昨日締切のレポート答案について,今朝,目を通して採点しました.それで,内容はともかく形式の面で,ぎょっとしたものがありました.かいつまんで取り上げます.
まず,PDFによる提出を指示していたのですが,Wordファイルを提出していたのが1割ほどいました.指示はよく読みましょう.WordからPDFを作る手順も,指示に入れていました.
1人だけですが,提出されたPDFファイルをダブルクリックで開くとエラーが出まして,拡張子を.pdfから.docxに変更すると,Wordで中身を見ることができました.以前に授業で説明したとおり,ファイル名を変えても,中身は変わりません.Wordの機能を使って,『名前を付けて保存』で,ファイルを作りましょう.
ところで,PDFにすることの意味は何なのかというと,『指示に従う』『(Wordと違ってPDFは基本的には)中身を変えない』というほか,『Wordと別の体裁で,形式のチェックができる』という点にあります.
そこに注意して,答案を読んでいくと,本文でフォントが混在している答案が,いくらかありました.Word提出のほか,PDF提出でも,見かけました.
節番号・節見出しは,ゴシックにするなど,フォントを変えてかまいません.プリアンブル(標題,氏名,日付)も,本文より少し大きくするのも一般的です.ですが本文の中で,明朝だったのが途中から,ゴシックになっているのは,いただけません.
スマートフォンで文章をあらかた書いて,Wordに貼り付けるのでも,いいのですが,そのあと,体裁を整える作業が必要不可欠であり,その時点で,フォントの統一をすることが望まれます.PDFにして提出する前にも,チェックしたいところです.
フォントで言えば,本文のフォントサイズが大きすぎる答案もありました.通常は10.5ポイント,少々大きくても11ポイントくらいにとどめたいところですが,24ポイントくらいのを,本文に使用しているのを見ますと,そこまでしてページ数を増やしたかったのかと思わずにはいられませんでした.
以前の演習課題で(こちらで用意して)編集したWordファイルと同様に,プリアンブルを中央揃えしているままに,本文も中央揃えで書いているというのも,マイナスポイントです.節番号と節見出しが,ページの最下段にあるというのも望ましくなく,直前に空行を入れて,次のページの最初に来るようにすべきなのですが,そんなことは,返却されないレポート答案では指導をする機会がなく,この情報処理科目で,お知らせしておかないといけないわけですね」