某年月日，妻子を連れて市内のサイゼリヤで食事をしました．パパと子らは1人1皿でスパゲッティを選び，全体でピザを1枚注文して「わけわけ」することにしました．ママはハンバーグとランチを頼みました．
みな食べ終えて，会計をする前に，うえの子とさきの子とすえの子が，トイレに行きました．6人掛けのテーブルの隅にパパ，その向かいにあとの子，彼女の右隣にママが座っています．
ここであとの子が，ママのハンバーグプレートに関心を示しました．とはいえ肉も付け合わせも，食べ終えています．彼女の関心はどうやら，プレートの上のスフレカップに入った，デミグラスソースです．
指を伸ばすあとの子に対し，「だぁめ」というママ．
ここでパパは，あとの子のスパゲッティの皿に，1〜2cmくらいの麺が何本か，くっついているのに気づきました．食べ残しですね．
これをソースにつけて，食べればいいのです．
テーブルの向かいのやりとりをよそに，あとの子が食べるのに使用していた割り箸を手に取り，もっとも長い麺をつかんで，この麺をスフレカップに…
ここであとの子が気づきました．これをソースにつけて，食べればいいと，気づいたのでした．無言でこちらの割り箸をぶんどりました．
ソースにつけても，麺の表面の脂分からか，色はほとんど変化がありませんでした．ともあれこれで食べてみましょう．こちらも無言で，食べてみなと促すと，あとの子は割り箸の先を自分のほうへ運び…
ここで麺が，割り箸から離れてしまいました．飛び跳ねて，あとの子の手前で落ちました．テーブルの上だったのが幸いでした．手で麺をつかみ，口に入れていました．
もう1本，おんなじようにソースにつけるかと尋ねるより前に，3人の子が戻ってきました．席を立ち，伝票を持って会計に向かいました．
