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仮因数と実印数

問題文は省略して,授業中に話した解説です.
「予習課題として,『仮引数(かりひきすう)』と『実引数(じつひきすう)』について調査し,違いがわかるように説明することを,やってもらいました.
違いの説明については,ほぼみなさん,正解だったのですが,何人か『引数』のところを『因数』と書いていました.因数分解の『因数』です.
『引数』と書いて『いんすう』ではなく『ひきすう』と読むことは,プログラミングの分野では一般的なので,知っておいてください.Cに限らず,関数呼び出しで受け渡しするのは『引数』です.そのほか,Linuxでコマンドを実行する際の,コマンド名のあとの各単語は,『コマンドライン引数』と呼ばれます.
予習課題の採点をしながら,そういった誤記を見ていくと,『実印数』というのも見かけました.これは『じついんすう』と打ち込んで変換し,『実印』『数』に分かれて変換候補が表示されたのでしょうね.
きちんと動くプログラムコードや,しっかりした内容のレポート答案を書いていても,その本文やソースファイルのコメントに,文脈から『引数』となるべきところに『因数』『印数』というのを見かけると,それだけで評価が下がってしまいます.日ごろから,自分の書く内容には,注意を払いましょう」