先週の平日のことです.目を覚ましてPCに向かうと,キーボードの前に,メモが置いてありました.
「朝うんぱんしゃ,うごかして」.妻の字です.
6時過ぎになり,階下へ.(妻の;以下略)母に聞き,何をするかを把握しました.
納屋のすぐそばの畑の片隅,カーポートの下に,運搬車を置いています.田植えのときには苗箱を,8月の薬剤散布の日には噴霧器を,そして収穫期には袋詰めした米を,冬場には剪定した梅の枝を,運ぶのに使っています.
それで,今のうちに畑に薬を撒きたいけれど,前の日に父が作業をしようとしたところ,運搬車のエンジンがかからなかったというのです.
それではやってみましょう.燃料は,カラでないように見えますが,手袋をはめてガソリンタンクを持って来て,少し足しておきます.エンジンをかけるための紐を,引っ張りやすくするよう,ブレーキとクラッチを切って,手で少し押します.チョークは開閉のちょうど中間にして,深呼吸をしてから,せーの……
一発で,エンジンがかかりました.数秒待っても,エンジン音がおかしくなることはなく,チョークの調整も不要でした.
もう少しエンジンを温めるとして,次は噴霧器を載せることにしましょう.納屋の入口にありました.
しかしこれを持ち上げるのは,ひと苦労です.運搬車後方のあおり*1を降ろしても,地面と荷台との間には,70cmほどの高さがあります.噴霧器にはすでに水が入っており,抜くのはよくなさそうです.父を起こすわけにも,子らを呼び寄せるわけにもいかず……
結局自分で持ち上げました.運搬車のほぼ中央に置き,後方のあおりを上げて,運搬車を定位置に戻したところで,母がやって来て,エンジンかかってよかった,器械ひとりで大変だったでしょと,声がかかりました.