某年月日,すえの子が今年3月まで通っていた保育所の「あきまつり」が催され,歩いて出かけました.
この日の朝,すえの子が,封筒をこちらに持ってきました.
すえの子あてで,差出人は保育所です.中には,秋祭りの招待状と,卒園児向けの引換券が入っていました.
車を使うことができず,自分とすえの子と,さきの子・あとの子の4人で,歩いて保育所まで行き,秋祭りを楽しんで,歩いて帰ることにしました.
ところで自分の近況なのですが,軽い腰痛が発生しまして,俊敏に動けません.歩くのにも,少しぎこちないのです.
自宅から保育所までは1km少し.道幅は広くなく,前から後ろから,乗用車やバイクや自転車が来ます.先を行こうとしたがる子らに対しては,先に行ってくれていいぞ,ただしクルマにはくれぐれも気をつけるんやぞと,アドバイスしました.
もう一つ注意をしないといけないのは,あちらこちらに田んぼがあり,そのための用水路が,歩道の横を併走していることです.
招待状・引換券入りの封筒は,先に着くであろうすえの子に持たせたものの,「パパといっしょにいく」と言い,こちらのペースに合わせてくれます.
なのですが,自分より1~2mほど前,そして用水路のぎりぎりそばを歩く,すえの子を見て,「端に行きすぎたらあかん」と,普段よりきつめの声をかけたのが失敗のもとでした.彼女はびっくりして,大事な封筒が手から離れ,用水路に入ってしまいました.
大変なことになりました.すえの子が先回りして,取ろうとしても,うまくいきません.用水路の水量はそれなりにあり,速さも,子どもが歩速よりは速く,走らないといけません(そして自分は腰痛のため走れません).またところどころで,クルマが通れるよう,用水路の上に道がついていて,その下で封筒が止まってしまわないか,別方向に流れてしまわないかと,心配になりました.
大声をあげて,あとの子を呼び寄せ,さらに先で待って取るという方法で…なんとか封筒を,手にすることができました.
汗拭き用のハンドタオルで,まずはあとの子の手を拭き,次に封筒の水気を取り除きました.ゆっくり封筒を開き,引換券だけをすえの子に渡して,残りは自分のズボンのポケットにしまいました.
このタイムロスのおかげで,保育所には,手紙に書かれていた開始時刻から数分遅れで到着しましたが,幸いにも,年長さん(すえの子の1学年下)が神輿を担ぐ直前でした.日陰で観覧しやすいところは,すでに人がいっぱいで,日射しを浴びながら,今の園児の踊りを観て,拍手をしました.
引き換えの中身は,鉛筆などの筆記具でした.
それと園児だったときは,当たりものやヨーヨーすくいなどの券を,一通り1枚ずつ,もらっていましたが,さきの子もあとの子もすえの子も,卒園児なので,それらを楽しむ場合には,当日購入となりました.「1人1つ,何にする?」と尋ねると,3人とも少し考えてから,「ジュース」と答えました.