さきの子・あとの子の卒園式に,スーツを着て参列しました.
小学校や幼稚園ではなく,保育所です.もらったのは,卒業証書でも卒園証書でもなく,「保育証書」です.
この授与の手順に,驚きました.1人分はおおよそ以下のとおりでした.
- 進行の先生が,子どもの氏名をさん付けで呼びます.
- 呼ばれた子どもは立ち上がり,「はい!」のあと,「ママ!」(「パパ!」のことも)と言います.
- 呼ばれたママ(またはパパ)も立ち上がり,所定の場所まで行きます.
- 子どもは園長先生の前まで歩いて行きます.
- 園長先生は,保育証書を読み上げます.(おそらく開園時からの)通し番号,氏名と生年月日,授与年月日は全員共通で,証書の本文は,最初と最後の子どものみ読んでいました.
- 園長先生が保育証書を広げた状態で子どもに渡し,子どもは受け取ります.
- 子どもは保育証書を2つ折り*1にしてから後ろを向いて歩き,立っていたママ(またはパパ)と向かい合います.
- 子どもは「ママ,いつもおいしいごはんをつくってくれて,ありがとう」またはそれに類するメッセージを言ってから,保育証書を渡します.
- 子どもは手ぶらの状態で,また保育証書を受け取ったママ(またはパパ)も,それぞれ自分の席に戻ります.
子から親へのメッセージは,過半数が上に書いたものでした.他には「ママ,いつもみまもってくれて,ありがとう」「ママ,いつもおしごと,ありがとう」「パパ,いつもあそんでくれて,ありがとう」がありました.
さきの子も,あとの子も,「はい! ママ!」と言い,その都度ママが立ち上がりました.その間パパは,ビデオカメラで録画していました.
卒園児らは,「ずっといっしょ」と「切手のないおくりもの」を,また在園児として年中と年少(すえの子も)の子らは「一年生マーチ」を歌いました.「ずっといっしょ」は以下より聴くことができます.
隣り合う子らどうしで,手をつないで,歌っていました.
*1:より正確には「保育証書入れを2つ折り」です.保育証書はB5版なのに対し,保育証書入れは広げるとB4版で,証書が入っていない側には,写真・手形・本人メッセージが入っていました.