3年生のみなさんへ:
明日のゼミでは先輩方の研究報告を聴き,質問をしてください.
それで,全体に対する質問タイムを設けますが,これまでほとんど質問が出ませんでしたので,意見交換を促すため,今回は,発表者に対して3年生を割り当て,質疑のときにこちらより声をかけることにします.
〔発表者と質問者の対応:省略〕
質問を作るときのヒントを書いておきます.基本は次の2つです.
- 「(資料に書かれた)この箇所が分からない」
- 「実施していることは,将来的にどのような効用をもたらすのか」
後者は,記載した作業が後のどんな作業や研究対象に影響を及ぼすか,という意味のほか,取り組んでいる内容という枠を超えて,誰にとって何ができる(できないものができる,またはなくてもできるが研究を通じて効率的にできる)ようになることが期待できるか,という質問を作ることもできます.
ただし,上記の2つをそのまま口に出してはいけません.自分なりの解釈を入れ,
- 「○枚目のスライドの~~は,……という意味で,合っていますでしょうか」
- 「実施(実装,評価など)した結果は,~~が(~~のときに)……をするのに役に立つように思ったのですが,そう考えていいでしょうか」
といった形にしてみてください.○や~~や……は,質問する側が具体的に言うことになります.
ともあれ,試してみて成功や失敗を経験することも,ゼミ活動のうちです.明日のほか今期にもう1回,大学院生・卒研生が研究発表する機会を設けますので,経験を積んでください.
なにこれ
昨日実施した研究室のゼミについて,その前日に,ゼミ開始時刻,発表順や資料作成の要領を全体宛にメールで送ったあと,3年生のみに向けて書いた内容をもとにしています.
実際に上記の文型の質問をした学生はおらず,それぞれなりに工夫して質問し,回答する側は,「です体」で丁寧に応じていました.