わさっきhb

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rbenvで,2.8.0-devから3.0.0-devに

 WSLでもLinuxサーバでも,Rubyrbenvを使用して,インストールをしています.
 バージョンは,昨年末に2.7.0がリリースされてほどなく,「2.8.0-dev」に切り替えました.開発版ということもあり,ときどき「rbenv install 2.8.0-dev」のコマンドを実行して,更新してきました.
 ~/.rbenv以下に格納される,rbenvのファイルも,よく更新されています.そこで以下ように,自作のfunctionを~/.zshrcに入れ,実行しています.

$ which rbenv-pull
function rbenv-pull () {
    local d=$PWD
    cd ~/.rbenv; git pull origin master
    cd ~/.rbenv/plugins/ruby-build; git pull origin master
    cd "$d"
}
$ rbenv-pull
(出力は省略)

 昨日,「rbenv install --list」の結果が,以前のものと違っていて驚きました.

$ rbenv install --list
2.5.8
2.6.6
2.7.1
jruby-9.2.13.0
maglev-1.0.0
mruby-2.1.2
rbx-5.0
truffleruby-20.2.0
truffleruby+graalvm-20.2.0

Only latest stable releases for each Ruby implementation are shown.
Use 'rbenv install --list-all' to show all local versions.

 以前はもっと行数が多かったのでした.rbenvでインストール可能なすべてのバージョンを,出力していました.上記は,主要なバージョンに限定しているわけです.「2.8.0-dev」も,ありません.
 最後に書かれている,「rbenv install --list-all」を実行してみると,以前の形式でした(502行ありました).上記のrbenv-pullを実行していないあるサーバで,rbenv install --listを実行しても,同様の出力でしたので,比較的最近,変更されたと思っていいでしょう.
 なのですが,rbenv install --list | lvを実行して順に見ていっても,「2.8.0-dev」が出現しません.かわりに「3.0.0-dev」がありました.rbenv-pullを実行していないサーバにログインし直して,同様にしたところ,「2.8.0-dev」があって,「3.0.0-dev」がありませんでした.そのサーバで,rbenv-pullを実行すると,以下のように,置換されました.

$ rbenv-pull
(略)
 share/ruby-build/{2.8.0-dev => 3.0.0-dev} | 0
 1 file changed, 0 insertions(+), 0 deletions(-)
 rename share/ruby-build/{2.8.0-dev => 3.0.0-dev} (100%)

 この記事を書いているPCで,rbenv install 3.0.0-devを実行中です.完了したら,rbenv global 3.0.0を実行し,gemコマンドでいろいろインストールすることにします.