わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

起・結

 車内で.
  「あ~,今,あとの子が言うた,すぐに話の腰を折る子っちゅうの,思い当たる節があるなあ」
「パパのまわりにもおるの?」
  「いや,自分とこのまわりはみなそれなりに聞き上手やで.やなくて,昔,読んだことがあんねん」
「…」
  「面白い話っちゅうのは,『起承転結』で表すことができるもんやんか」
「ふんふん」
 「ふんふん」
  「話の腰を折るっちゅうのは,『起!』『結!』で終わってまうようなもんやねんて」
「わかる(笑)」
 「(笑)」
  「お,わかってくれたか.話の展開のバリエーションとしては,他に,『起!』『承!』『転!』『転!』『転!』…とかやな」
 「パパもうええからちゃんと運転して」
  「へいへい」

図にすると

 コの字型の穴埋め問題に載せた,初期状態の図を,改変します.

 それぞれの箱に「起承転結」を1文字ずつ入れるなら,次の通りです.今年度の科目でも,ある回の授業前テストに出題し,何人かがこの答案を作っていました.

 「起!」「結!」は,こうです.「承」と「転」は,聞き手が想定しつつも発言にならなかったということで,薄く表示しています.

 「起!」「承!」「転!」「転!」「転!」…は,こうです.関西人からすると「オチつけてぇやぁ」となります.

 「起!」「承!」「承!」「承!」…というのを描くこともできます.盛り上がれません.