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これまでのEmacs 28.2から乗り換えました．Windows 11での使用です．本記事も，Emacs 29.1で書いてから，はてなブログの記事編集ページに貼り付けています．
インストールに，話を戻します．https://www.gnu.org/software/emacs/download.htmlより「nearby GNU mirror」をクリックし，/emacs/windows/emacs-29/の中のemacs-29.1_1-installer.exeをダウンロードして，インストールしました．Emacs 28.2の各ファイルは，そのまま残っています．
エクスプローラーでC:\Program Files\Emacs\emacs-29.1\binのフォルダに移動して，runemacs.exeをダブルクリックすると，無事にEmacsは起動したものの，エラーメッセージが表示されました．
■ Warning (initialization): An error occurred while loading ‘c:/(略)/init.el’: Symbol's function definition is void: eieio--defgeneric-init-form To ensure normal operation, you should investigate and remove the cause of the error in your initialization file. Start Emacs with the ‘--debug-init’ option to view a complete error backtrace.
eieio（えいえいおー?）とは，面白い名前です．init.elに書いた覚えはありません．少し調べて，Emacsのビルトインのパッケージに「eieio」「eieio-core」というのがあるのを知りました．
上記のうち「eieio--defgeneric-init-form」で検索したところ，10年前の，フォーラムのやりとりが見つかりました．
コメントの一つでは，cp -a /usr/share/emacs/site-lisp/ecb ~/tmpから始まるコマンドを実行して，バイトコンパイルしていないecbを使用する方法が書かれています．なのですが，今回インストールした中に，ecbは，通常ファイルにもディレクトリにも，入っていません．
パッケージリストを見ました．M-x package-list-packagesを実行して，対外通信が終わるまで待ち，ebcを探すと，ステータスは「available」となっており，未インストールでした．20170728.1921のバージョンをインストールし，ついでに古いパッケージを更新してから，Emacsを終了して起動し直すと，エラーは表示されなくなりました．
以下で紹介されている機能も，試してみました．うまくいきました．
