わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

Windows版Emacs 29.2,それとpersistent-scratch

 https://www.gnu.org/software/emacs/download.htmlより「nearby GNU mirror」をクリックし,/emacs/windows/emacs-29/を見ると,インストーラの最新版はemacs-29.2_1-installer.exeになっていました.ダウンロードしてインストールしました.
 とはいえ見た目や操作性が変わったようには思えません.
 この機会に,~/.emacs.dの各ファイルを見直しました.M-x p-l-p(package-list-packages)を実行してしばらく待ち,「installed」となっている各行でRETし,新しいバージョンがあればインストールしました.いったんEmacsを終了させ,WSLのコマンドラインで古いパッケージのフォルダを削除し,Emacsを起動して特に問題がないことを確認してから再び終了させて,バックアップで保存しているファイルも削除してから,7zコマンドを使って~/.emacs.dを一つのファイルに固めました.
 といいたいのですが今回,新規にパッケージを追加しました.persistent-scratchです.scratchバッファの内容をファイルに保存し,Emacsを起動したら復元するというものです.
 ただし,デフォルトのファイル保存先が~/.emacs.d/.persistent-scratchになっているのは,変えておきたいなと思いました.希望する保存先は,~/.persistent-scratchです.https://github.com/Fanael/persistent-scratch/blob/master/persistent-scratch.elを参照して指定方法を把握し,以下を,~/.emacs.d/init.elに追加しました.

(defcustom persistent-scratch-save-file
  (expand-file-name ".persistent-scratch" "~")
  "File to save to the scratch buffers to."
  :type 'file
  :group 'persistent-scratch)
(persistent-scratch-setup-default)

 Emacsを起動したあとにM-x persistent-scratch-saveを実行して,~/.persistent-scratchが作られ,~/.emacs.d/.persistent-scratchはないことを確認しました.