また、繰り返し構文に使われる「for i」という表現に学生が戸惑うことも例として挙げた。「for you」という英語を連想してしまうからだ。ただ、学生が学習を進めることで、こうした問題はいずれ解決する。
なぜ「for」なのか，というのはプログラミング言語設計に関わる話ですが，繰り返しの「for」をどのように理解すればよいのかについては，むかし，授業でスライドにしていました．
C言語の「for (i = 1; i <= 9; i++)」というコードに対し，「for」と「i <= 9」とを組み合わせて「for i less than or equal to 9」という考え方を提示しています．「9以下の i に対して」です．
授業は2014年度，学部5学科制の最後の年度の後期の情報処理科目でした．
Pythonで同じことを記述すると「for i in range(1, 10):」です．英語（と日本語）で表すなら，「for i in 1, 2, ..., 9」（1から9までの値をとる i に対して）でしょうか．
