お食事中の方は本記事を読まないか、よく覚悟した上で読み進めることを推奨します.
ほの字
「ふむ,あとの子は,○○くんって子に,片想いなんや」
「ちゃうよ,両想いやで!」
「てことは,付き合ってるのか?」
「でもないねん」
「なんや複雑な関係やな」
「公認の仲なんかになったら,クラスで大変なことになるねんから」
「なるほどなあ.…古い言い方やと,『ほの字』ってとこかな」
「ほのじ?」
「ほのじ?」
「うわ,さきの子とあとの子で同じ反応しおった」
夕食
ママからの声で,1階に降りると,あとの子はテーブルについていて,さきの子はテーブルの向こうでした.そして間もなく,テーブルにつきました.
「さきの子よ,何してたんな?」
「ちょっと,退治しててん.逃げてったけど」
「ああ…名前を言ってはいけないお方やな」
「!? …うん,そういうこと」
「よっしゃ,みんな揃ったな.手を合わせて…(ここでボケよう)いただきゴキブリ」
「おろ,おろ,おろ」
「おろ,おろ,おろ」
「おっ,さきの子とあとの子が同じ反応しおったん,2日連続や」