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OpenBlockS 600でlenny

OpenBlockS 600で,lennyをインストールして,sshで入れるようになるまでのメモです.

用意した機器

入手したファイル

手順

http://openblocks.plathome.co.jp/support/documentation/354.htmlの「半自動でのインストール」のとおりに進めていきます.はじめのうちは余裕があったので,OSイメージを伸張して,etc/network/interfacesをいじってIPアドレスを修正したり,etc/shadowのrootの暗号化パスワードを自分の好みのものに置き換えたりしてから,圧縮しました.なお,半自動インストール用スクリプトのmsf_init.shによると,OSイメージのファイル名は同じディレクトリの「*.tar.gz」を取得しています.なので,OSイメージファイルは一つだけにしておきます(そもそも1個が50MB超と大きいですね).
OpenBlockS 600本体にコンパクトフラッシュを差し込まずに,USBメモリを投入して起動すると,見事に失敗です.念のためステータスインジケータの全点滅を確認してから,電源を切り,INITボタンを押しながら起動して,切り(出荷時設定になったはず),ケースを開いてコンパクトフラッシュを入れました.改めてインストール…全点滅になったので,電源を再投入しました(その間,USBメモリは抜き,ETHER-0にLANゲーブルを差し込んでいます).
OpenBlockS 600の「外」から,pingが通ったものの,sshも,telnetも,つながりません.Firefoxw3mコマンド,telnet IPアドレス 80によるHTTPアクセスも,失敗です.
そこでガラクタ箱を捜索して,USB-シリアル変換ケーブルBHC-US01/GPを見つけました.ドライバを取得してから,Vistaに接続.インストールできました.BHC-US01/GPは,OpenBLockS 600に入っていたアダプタと直結できます.そして白ケーブルを繋ぎ,もう一つの端は,本体のCONSOLEへ.
次はターミナルエミュレータPuTTYかTera Term.少し調べると,PuTTYのみでは無理(wconsdというのが必要)らしいので採用せず,Tera Termにしました.シリアルで接続してから,メニューの設定(S)>シリアルポート(E)で,ボー・レートを115200に.
それでも何も出ませんので,シリアル接続はそのままで,本体の電源を切り,入れました.まもなく,なじみのLinux起動メッセージっぽいのが流れてきました.白黒です.途中でSegmentation faultが出現しました.しかし「Debian GNU/Linux 5.0 LinuxServer ttyS0」のメッセージと,「LinuxServer login:」というプロンプトに至りました.rootログインも,無事成功.
あとは,

  • vim /etc/resolv.conf (DNSサーバを設定)
  • apt-get update; apt-get upgrade
  • apt-get install openssh-server

を実行しました.念のため,/etc/ssh/sshd_configを見てみると,「PermitRootLogin yes」と書かれており,修正不要です.
それではVista + ckからssh root@(OpenBlockS 600のIPアドレス)を実行し,rootのパスワードを入れると…見事,「LinuxServer:~#」のプロンプトになりました.