わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

1週間前の朝は,紹介スライド最後の調整をしていた

いきなりですが問題です.次のスライドについて,訴求力をアップするにはどうすればいいか,提案してください.

自分なりの答えは「『人』が見えない.データ・計算機・人の丸印はそれぞれ,スクリーンショットまたは写真に置き換えるべきでは」です.
この画像の元ネタは,先週月曜日の研究室紹介です.実際にはタイトルに自分の姓をつけています.
過去3年,このスライドを使用していましたが,今年は少々考えました.スライド全体を通して,研究室に関わる「人」,それも学生が見えない点が,見れば見るほど気になりました.
幸いにも,去年7月の1年生向けオープンラボの直前に撮った写真がありました.「人」については,これを使いましょう.
「計算機」は,発表当日の朝にデジタルカメラを持参しまして,学生室に昨年備え付けられた棚のサーバ群を写しました.大小いろいろあるうち,うちの研究室のは真ん中の1台だけ.たくさんあるように見せかけてすみませんね.
そして「データ」の丸印.ここはスクリーンショットを入れたいところです.レコードかスキーマか…スキーマを選びました.Rubyで,マイグレーション(ActiveRecord)を定義しているコードを採用しました.
3つの吹き出しも微調整.左下の「しっかり手入れ」を「計算機には」に置き換えることで,各吹き出しが「データ」「計算機」「人」から始まるようになりました(それぞれ,強調表示にしました).しかし今見直してみると,計算機への「守り」はもちろん,セキュリティを意識したサーバメンテナンスのことなのですが,「攻め」って何のつもりだったんだろう….用途に応じて,高速・大容量のサーバを使うとか,小型・静音の機械をサーバを選ぶとか,かなあ.
そうして研究室紹介スライドを完成させ,Subversionリポジトリにコミットしたあと,作るのは,午後のオープンラボのためのスライド印刷と,配属学生が確定するまで読めるようにする,PDFファイルの作成です.
スクリーン用,印刷用,PDF用の3つにブランチ(バージョンの分岐)させてから,まずはPDF化を.主にファイルサイズの理由から,データ・計算機・人の図は,冒頭のものに戻しました.他にいくつかの画像を取り除きました.ただし研究成果のスクリーンショットは残しました.1件は卒業生の卒業研究であること,あと2件は国際会議・国内会議の発表であることを明示しました.
印刷用は,そういった補足説明をコピーし,データ・計算機・人のスライドは写真入りのほうにして,人の写真の下に「※2008年7月撮影」を付け加えました.見学者さんには「何人かすでに卒業したのですけどね」と言うのを忘れずに.
そんなこんなで,充実の1日でした*1.来年には,その年度の,研究室のメンバの写真を用意しておきたいところです.集合写真型のほか,ゼミの議論風景も,いいかもしれません.
さていよいよ,今朝9時が,第1希望配属締切です.魅力的だけど選抜を突破する必要のある研究室を選ぶのも,選抜はないけれど暖かく厳しく指導してくれる研究室を選ぶのも,学生諸君です!

*1:オープンラボのとき,うちの研究室のみなが集ってくれまして,人的にも充実でした.