次年度の,授業の計画を立てながら,思ったこと.
- カリキュラムを毎年改定するか? 担当科目を定年・転出まで実施するか?
- 授業内容を毎年変えるか? 一つ内容を決めたらずっとそのままか?
- 授業に力を入れたいか? 授業への労力は必要最小限にしたいか?
一つの科目を複数の教員で分担するときや,科目間の連携を図りたいときに,十分に考えておかないとな,と思ったのでした.
「AかBか」という二者選択ではなく,その中間というのがあり得ます.中庸,ですね.
実際,最初の質問ペアは,カリキュラムを毎年改定しているのでは学生が混乱し,反対に,担当となった科目をずっと実施しているのでは,化石のような科目ができてしまう恐れがあります.
2番目は,科目の連携を考慮せず,担当している科目に限定した検討項目です.
最後のは,「授業以外にもすることがたくさんあるんだけど,どれくらいの割合,授業に費やしますか?」を二択の形式にしたものです.
より詳細に,授業内容を見直すときには,次の点にも注意したいものです.
- 教える事項は,(同じ科目の)あとの授業で使うか? 他の科目で使うか? 研究室で使うか? 社会に出てから使うか?
これも四択ではなく,複数で「Yes」となっていいでしょう.Yesの数が多いほど,キーとなる内容を意味します.一つもYesがないのは,教える側の自己満足です.さて,見直すとしますか….