海外渡航も3日目で,時差にもまあ慣れました.メールやTwitterも問題なく送受信できるのが,精神的にはありがたいです.一晩寝れば,明日は自分の発表です.
さて,学生室の運営をお任せしている先生から,メールが来ました.学生のPCへのIPアドレス割り当てに際して,うちの研究室の学生2名分が確保できないので,私*1が管理する2つのホスト名を使わせることにした,と.
おそらくpingか何らかのツールで,空きアドレスを調べたのでしょう.どちらも,私の部屋で使用している計算機に割り当てています.一つはここ1年以上,仕事場に入ったら最初に電源を入れる,Windows VistaのPCで,もう一つは,予算がついたので昨年の秋の終わりに購入してみたものの,なかなか使用する機会に恵まれない,iMacです.
これらは,帰国後に,とりあえずプライベートネットワークを構成しているLinuxマシン(にぶら下がっているスイッチングハブ)へ接続して使うとします*2.そしてIPアドレス申請をして,それぞれ割り当て直す予定です.なのでこれを読んでいる学生諸君は,いや両君か,それはさておき,先生から言われたのを使ってください.
2つのIPアドレスの経緯を,思い出してみます.一方は,私が着任するにあたって,学科の技官(今は学部付きの技術職員)の方に取得してもらったものの一つでした.たしかWindowsで一つ,Linuxで一つの取得をお願いし,Linuxのほうは今でも,研究グループのメーリングリストサーバとして活躍しています.
ただし,いずれのアドレスについても,割り当てる計算機は,2〜5年くらいで変わっています.メーリングリストサーバもガタが来つつあるので,今月中に別のマシンにリプレースする予定です.
譲渡するもう一つのIPアドレスは,IPアドレス使用の厳正化が求められるようになったときに,申請したように記憶しています.イメージの沸かない学生のために一つ昔話をしておくと,IPアドレスの管理は複数の教員が絡むやっかいなもので,一時期は,サブネット内でDHCPサーバを動かし,いくつかの(連続する)IPアドレスをプールして,割り振っていたこともありました*3.私自身,ある研究の実証実験のために一つ,開発のために一つ,とLinuxマシンを複数必要とする時期でした.そんな事情もあって,ぽんぽんと申請した中の一つでした.
しかしその後*4,iMacに割り当てるようになるまでは,新規Linuxの暫定的なホスト名として,使用することの多かった,ちょっと多難なアドレスでした.動作確認と初期設定が済めばおしまい,休眠期間のほうが長い,という年度もありました.
事情はともあれ,これからとりあえず2年間,学生にそれらのアドレスとホスト名を使ってもらうことを,誇りに思うことにしましょう….
新規申請のIPアドレスについて,少し考えてみました.といっても,アドレスについてはこちらで希望を出すことができず,検討するのは(本当にその割り当てが必要かというのは別にして),ホスト名のほうです.
重複*5や,不適切な名称があるとまずいという理由で,申請時には3つのホスト名の候補が必要です.これまで通り,私は,「堺市の地名」にちなんだもので,タイプしやすいものを選ぶ予定です.頭の中では,使用したい2個と補欠の4個を見つけましたが,帰国後にまた考え直すとします.