わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

研究室のゼミ活動

きりぬき

そういえば今年,研究室内の前期ゼミで学生がシステムを作ったとき,システム名が4文字の英単語だったので,下品な4文字言葉になっていないか,チェックするよう指示したことがありました.

日本人の英語力〜「そのアイデア,チョーイケてる」発言をしないように
  • 要領よく文章を作り,要領よく話せる人を養成するのですか?
    • いえ,「課題に対して客観と主観,具体と抽象をうまくバランスさせ,モノを作り,アウトプットできる人」を目指します.
「とは」から始めるコミュニケーション

学科の1〜2年生に,自主演習として参加を呼びかけました.1年生1名から連絡があり,メールのやりとりと面談の結果,ではがんばりましょうとなりました.
(略)
とはゼミが教員1人学生1人というのは少なすぎるのですが,就職対策として,あるいは物事を客観的にも主観的にも捉えて表現できるようになるための練習として,研究室のM1と3年に参加してもらいました.
日程を決める面談を,1年生,3年生の別々に実施して,一つしかない空きコマを見つけました.なのですが,その曜日時限は,M1学生が授業と重なっていて,出席できません.ともあれ面談を行い,参加するか考えてもらった結果,「文書を作るが,ゼミ出席と口頭発表はしない」という形で,入ってもらうことになりました.

とはゼミ,始動

評価を受けるのは,当研究室の3年生です.誰が評価するかというと,DBゼミの同じ班の人です.「この活動評価シートを『書くこと』自体は,うちの研究室の者であれ,もう一つの研究室の人であれ,成績評価の対象外とします.しかし,『書いてもらえなかった』となれば,班の中で,信頼関係を構築できていなかったということですので,減点材料とせざるを得ません」とも,伝えました.

今期の研究室独自活動

私は(略)内容の面白さをそれなりに理解したのですが,学生はそういう予備知識がなく,また英語のリスニング力も不明です.
そういえば入試問題の英語(リーディング)ではしばしば,長文の後に単語の意味を書いてあったりしましたし,大学3年のときに受けたお偉い先生の講義(もはや英語でない)では,開始時に,他の先生の手による講義メモをもらったのでした.
今回も,内容理解を助けるようなメモを作って,視聴の直前にでも配付すべきでしょうね.
ということで2回観て,分かりにくそうな単語を抽出し,辞書を引いて,良い訳語がなければ本を開いて,対訳を作ってみました.

Presentation Zen上映会

何気ない修飾語に注意しましょう.
「具体的には」とありますが,本当に具体的な説明をしていますか?
「一般に」と書いていますが,本当に一般的ですか?

とはゼミ コメント(2)

段落の最後の文を言い始める前に,「そして」という接続詞を添えていましたね.
ですが,その段落の構成を確認すると,それまでの内容をもとに,ちょっとした計算で,最後の数値が出るんじゃないでしょうか.
X1,X2,X3からYが導ける,ということなので,そういうときは,論理的帰結を表す接続詞を使いましょう.「そして」ではなく,「したがって」です.それが形式張っていると思うなら,「そのため」という言葉はどうでしょうか.

とはゼミ コメント(3)

「公報」は「公に報じるのコウホウ」,「広報」は「広く報じるのコウホウ」と,うまく言えましたね.
それで「弘報」を口でどう表現するといいかですが…
訓読みが難しいなら,漢字を分割して言えばいいのです.
「弓へんにムの『弘』を使った弘報」というように.

とはゼミ コメント(4)

セキュリティ対策を書くとき,自然な流れというのがあります.脅威,対策,効果の順番です.

とはゼミ コメント(5)

何回か通し読みをしていると,3年生3人が頑張っているDBゼミでは,概念設計,論理設計,物理設計と分けていないことに気づきました.ER図を中心とした,ゼミ発表とディスカッションです.ER図以外の情報も大事なんだけどね…とグチっている場合じゃないや.「概念レベルを中心として,論理・物理レベルを含めた検討をしている」と書いておきましょう.検討をするのは,班の学生だけではないので,「教員や他の学生とともに実施」を挿入します.

私も,とはゼミ

性質を3つ並べているんだけど,はじめの2つはどちらかというと短所,で最後だけ長所を挙げていて,そこから,あとの説明に続けていますが,この流れはいいですね.
あえて言うなら,その3番目の特徴をいう文の先頭に,長所に転換するんだというのが分かるような接続詞が欲しいところです.
「その反面」というのが,こういうときの定番表現かな.「その一方で」「反対に」というのが,いいときもあるかもしれませんね.

とはゼミ コメント(6)-(7)

最後に,就活対策としてのアドバイスですが,自己PRで「私は〜をしてきました」だけでは,不十分です.したこと次第ではありますが,訴求力が強くありません.
そのしたことによって,自分はどのように変わったか,言い換えると,何を知ったりどのような面で成長できたりしたのかを,書くよう,話せるようにしてください.

とはゼミ・コメント(8)

前期に,研究室の学生には研究と別に,少々負荷のかかる課題に取り組んでもらっています.「前期ゼミ」と呼んでいます.達成することで,単位が出るというわけではありませんが,大学院の小ゼミの点数や,卒業研究の学生評価には,反映させています.

来年度以降の前期ゼミ
  • 研究室内の前期ゼミ.チームワークに関連する能力の向上を目指す.研究室に在籍する限り毎年度参加し,年数の経過による立場の変化についても自習する.
大学教育における究極の「What if」

初回ミーティングから2週間後に集まって,ブレインストーミング形式で,課題と改善案を出していきました.
その次の週には,Webページ刷新の大枠を決め,班分けをしました.班は「トップページ班」「研究室班」「プロフィール・講義班」「その他班」とし,各班は2〜3名で,4人の3年生はそれぞれ別の班につきました.

前期ゼミの活動報告

なにこれ

研究室独自のゼミについて,これまで日記で書いてきたことを,取りまとめることにしました.なお,研究グループとして,すなわち複数の研究室が合同で実施している,小ゼミや3年ゼミ(DBゼミ)は,外しています.
具体的には

  • 2009年度前期のWebアプリケーション開発
  • 2009年度後期の「とはゼミ」
  • 2010年度前期のWebページ刷新

なのですが,日記に書き残していたのは,とはゼミばかりでした.やむなく,情報追加として,Presentation Zen上映会や,今後の研究室のゼミについても,リストに加えました.
来月からの後期ゼミの方針を書いておきます(何人かの学生には伝えました).3年配属決定後,キックオフミーティングとして,3年生は簡単な自己紹介,4年生以上は一人3分の研究紹介を,お願いする予定です.その次の週くらいに,こちらで当研究室の概略と,後期ゼミのテーマを提示し,学年の異なる者どうしでペアを作ってもらいます.それぞれごとに調査や準備を行い,11月下旬から年内までに1回,発表することになります.具体的なテーマは,現在調整中です.それと,過去3年実施してきた,教員提案型の自主演習について,今年度後期は検討していません.