Windows + Thunderbirdで,PGPを使うための準備をする手順を紹介します.
準備
Windowsは管理者権限をもったユーザを使用することとします.説明において,作業を省略しているところもあります.
それと,メールのアカウントを持っておく必要があります.なければ,http://mail.google.com/mail/signup?hl=jaでアカウントを作成し,Thunderbird起動時にはIMAP を使用して他のメール クライアントで Gmail をチェックする - Gmail ヘルプをもとに設定することをおすすめします.
ダウンロード
- Thunderbird:「無料ダウンロード」をクリックすれば,ファイルを取得できます.
- Enigmail:Thunderbirdで暗号化などをするためのアドオンです.Firefoxのアドオンなら,クリックすればすぐインストールできるのですが,ブラウザ用ではありませんので,いったんダウンロードします.下を読むと,「なおEnigmailを利用するには、暗号機能を提供するGnuPG(www.gnupg.org)が必要です。注意:インストールの内容ににGnuPGは含まれておりません。」と書かれています.
- The GNU Privacy Guard:ということでGnuPGです.downloadから,"GnuPG ... compiled for Microsoft Windows."と書かれている行の右の「FTP」をクリックすると,ダウンロードが始まります.
インストール
Thunderbirdのexeファイルをダウンロードして,指示に従いインストールします.
同様に,GnuPGについてもインストールします.
デスクトップにThunderbirdのアイコンが作られますのでダブルクリックします.メールアカウントなどの初期設定を行います.
以下は,設定後のThunderbirdのウィンドウです.実際にはもっと大きく表示されるのですが,スクリーンショットをここに載せる都合で,小さくしています.
次に,enigmailをインストールします.Thunderbirdのメニューから,ツール(T)>アドオン(A)を選ぶと,「アドオン」というウィンドウが出ます.その上部の「拡張機能」をクリックします.
この真ん中の白いところに,先ほどダウンロードしたenigmailから始まるファイルのアイコンを,ドラッグ&ドロップします.するとこんなポップアップが出ます.
「インストール」のボタンを押せば,EnigmailがThunderbirdに組み込まれます.
Thunderbirdを再起動すると,メニューに「OpenPGP(N)」というのが追加されます.