「日ぃも替わったし,寝とかんとな」
「んでこんなタイミングに,寝間で鳴き声か.あとの子やな」
「よっしゃよっしゃ寝かせ…あおっと,室内に充満する,この臭いは,***やな.お肌が荒れたらあかんのんで,今のうちに取り替えとかなな.明かりをつけて…」
「ぎゃあああ〜」
「あとの子よ,すまんな.ちょっとお尻を確認さしてや…と思ったら,お前ではないんか」
「ほな,この明るい状況でも,うつ伏せで熟睡の,さきの子か? …うわ,当たりや.1階から,オムツとお尻拭きを持って来ちゃるで」
「ぎゃあああ〜」
「あとの子よ,まぶしいか? (さきの子の)オムツを替えときたいんでな,そこで大人しゅうしとくんやで.寝間から出たらあかんで!」
オムツとお尻拭きを持って,戻ると
「この子,泣いてるねえ…」
「お,ママも来てくれたんか」
「さっきまで,すえの子にミルクやっててん」
「そっか.どうやら泣いたんは,あとの子のいつもの寂しさで,***しとったんは,さきの子やねん」
「替えちゃってくれる?」
「おうよ.ほな,さきの子よ,仰向けになってくれるか.きれいきれいしとかんとな!」
「いやあああ〜」
「お前は寝たいんで泣いてるんやな.ほほほいのほいっと,よっしゃ,交換でけたぞ.また寝ぇや」
「あとの子も,また寝てくれると思うんで,添い寝しちゃってや」
「あいよ.せやけど夜中によお泣くなあ」
「さっきこの子,おもしゃかってんで」
「何か,しおったんかいな」
「パパがね,下に,物を取りに行ってるときにな」
「…」
「『ぱぱは?』『ぱぱ,くるの?』って,しきりに言うててんで」
「あとの子がかいな」
「せやねん」
「….ま,横についといちゃらなな」