- 作者: 永岡慶三,山内祐平,植野真臣,日本教育工学会
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
なのですが,第1章のおしまいのところに,「サンドイッチ」という言葉が出てきて,びっくりしました.
ダイナミック評価の方法は,以下の2つがある。一つはサンドイッチ型と呼ばれる方法で,プレテストを行った後,その内容に関する教示を行い,それから同様の内容のポストテストを行うものである。プレテストとポストテストの差から教示によって何をどの程度学んだかを測定できる。もう一つの方法はケーキ型と呼ばれる方法で,学習者に一課題提示して,それが解けるかあきらめるまで,段階的に設計されたヒントを与え,そのヒントの個数と種類を記録するというものである。サンドイッチ型はグループに対しても実施できるが,ケーキ型は個別にしか評価できない。
(p.13)
思い返してみると,サンドイッチ型の評価は自分自身,した記憶がありません.
連想できるのは2つで,一つは,かけ算の情報収集をしていて見かけた,レディネステストで未習事項を問う出題です(新発見がなくても).あと一つ,自分が関わる話としては,講義のWebページに前年度のリンクをつけており,そこにはレポート課題や試験の問題文・解答・解説を載せています.そして授業中に,自習してくださいと言っています.
しかしそれらのいずれも,「プレテストとポストテストの差」をとっているわけではありません.
ケーキ型で,真っ先に思いつくのは最大値の求め方です.フィクションですが,値渡しと参照渡しの違い(1),(2),(3)というのも書きました.
なんで「サンドイッチ」でびっくりしたのかというと,この単語を使っていろいろ書いてきたからです.