わさっきhb

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関空から中国

現在,ローマの宿泊先(国際会議の会場でもあります)にいます.現地時間で24日(月)の深夜11時すぎです.5泊のうち2泊目の晩です.
ルートはすべて想定通りでした.土曜日の夕方に,関空から上海・浦東国際空港へ.地下鉄で4駅,川沙で降りて歩いて,上海皇廷国際大酒店(ロイヤルインターナショナルホテル)にて1泊.翌朝は雨上がりの中,タクシーで川沙の駅まで運んでもらい,空港へ戻って,飛行機に12時間.そしてローマに到着です.
航空会社は,中国東方航空です.初めての使用です.座席については,特に不満はありませんでした.モニタは席ごとではなく,天井の何箇所かから下げられていて皆で見るタイプでした.機内食も,味は可もなく不可もなく.ただ,ローマに着く直前に機内食が出なかったのは予想外でした.
なのですが,関西空港から始まって,ローマに着くまでの空港内・機内のいろいろなところで経験したのは,
自分が中国人とみなされて,声をかけられたことでした.
関空では,日本人スタッフに英語で質問されること2回.機内(関空→上海,上海→ローマとも)の客室乗務員はというと,常にまずは中国語でした.
中華思想を持ち出すまでもなく,中国東方航空に乗る自分のような,この顔つき・この肌色の人は,まず中国人とみなして対応するという経験知が,空港や機内のスタッフにはあったのでしょう.
他に印象深かったのは,上海地鉄の車両内の物乞いでした.
何パターンかあったのですが,そのうちの一つは,二人一組で行動し,さきに歩くほうがハーモニカで音楽を演奏し,あとに歩くほうが硬貨入りの袋をじゃらじゃら鳴らして客に差し出すというものです.
駅の停車中は,音を鳴らさないのも,彼らの間でルール化されていたのでしょう.