任期満了に伴う堺市長選は、９月１５日の告示まで約２週間に迫った。選挙戦は、再選を目指す現職の竹山修身氏（６３）と地域政党「大阪維新の会」公認の新人で元堺市議の西林克敏氏（４３）の事実上の一騎打ちとなる公算が大きい。
最大の争点は、「大阪都」構想への堺市の参加の是非。維新にとっては「一丁目一番地」の政策で、「負ければ大阪維新が消滅する」（幹部）との危機感を持って臨む。一方、竹山氏も「堺を大阪府と大阪市の属国・植民地にはしない。政令市『堺』の廃止・分割は不要」と、厳しい調子で都構想反対を表明。９月２９日の投開票まで激しい論戦が展開されそうだ。
時事ドットコム都構想争点に論戦激化＝維新は正念場の戦い−堺市長選、告示まで２週間
選挙はいよいよ来月ですね．堺に住む母と兄夫婦が快適に過ごせる市政を，期待するとします．
記事で気になったのは，「一丁目一番地」です．最優先課題の意味かなと想像してから，辞書を引くと(kotobank)，当たりでした．
なのですが，堺市というと，「1丁目」ではなく「1丁」と書くので有名な市です．私自身も中学のとき，担任の先生に「丁ですよ」と言われたことがあります．
ともあれWebの情報に当たりましょう．google:堺+丁目の結果だけで，美原区（旧美原町）以外は「丁」なのが分かります．上位を見ていくと，「一丁目一番地」を使った記事がなんと，一昨年に出ていたのでした．
「マニフェスト（政権公約）の一丁目一番地」。最優先事項という意味です。「一丁目」。慣用句として通用するほど、どこにでもある住所と言えるでしょう。新聞記事で実際の住所を書く際は洋数字を使い、例えば「２丁目」は「２」と省略します。
堺市は「丁目ではなく丁」 | 毎日ことば
(略)
地名には私たちが当たり前だと思っていた表記とは異なるものがある、と再認識しました。もちろん、「マニフェストの一丁一番地」などと書かれていたら、こちらは即座に直してよいでしょう。それが「堺市」関係の選挙のマニフェストでもない限りは……。【植松厚太郎】
うがった考え方かもしれませんが，「1丁」の表記がこれまでの堺市であり，大阪維新の会公認の西林氏が市長になることは，これまでの堺市を一新する，そんな意図が，「一丁目一番地」という表現に込められているようにも見えます．
