カラオケ*1で歌ってから,うえの子は自宅でもたびたび,さくら(独唱)を口ずさんでいます.
「さくら〜♪ さくら〜♪ いまさきほこるぅ♪」
「…なあ,うえの子よ」
「なに,パパ?」
「さくらは確かにええ曲なんやが,ちょっと季節外れなんよな」
「…」
「季節に合った曲を,歌ってみたらどうや」
「たとえば?」
「例えば…う〜み〜は〜ひろい〜な♪」
「それ,さきの子とあとの子がうたううたやん」
「うーむ,あかんか…ほな一歩先取りして,秋の歌にするか」
「たとえば?」
「(またかよ)…まっかだな♪ まっかだな♪」
「…」
「つた〜のはっぱが まっかだな♪」
「…」
「….あれ,次,何やったっけ?」
「パパちゃんとうたってえよお」
「うーむ,歌い直すぞ.まっかだな♪ まっかだな♪ …」
「…」
「あそこのカバンが まっかだな♪」
「ぎゃはは,ほんまや,パパおもしろい!」
「お,笑ってくれたか」
「つづきは?」
「えっと? …」
「…」
「パパのパソコンも まっかだな♪」
「ぎゃははは,ちゃうやん!」
「まあどう見ても赤ではないなあ.これで気ぃ済んだか?」
「…」
「すぐ冷めたな.ほなこれ,知ってるか?」
「どんなん?」
「(右を向いて)赤を英語で?」
「(左を向いて)レッド」
「(右を向いて)真っ赤っかを英語で?」
「(左を向いて)レッドッド」
「ぎゃははぎゃはは,えーなにそれ,おもしろいー!!」
「お,気に入ってくれたか」
「すえの子ちゃん,おはよう.あのな,パパな,まっかっかはレッドッドやねんて!」
「こらこら,そら話が通じやんやろ!」
「おもしろすぎるわぁ」
「学校で,先生や友達に話したらあかんで」
「しゃべってみるね!」
「やめろって」