わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

通勤ラッシュに電車を乗り継ぐ

やったこと

昨日の午前8時台に,うえの子(小2)・さきの子(年長)・あとの子(同)・すえの子(年少)を引率して,貴志川線(自宅最寄り駅〜和歌山),JR(和歌山〜和歌山市)の電車に乗りました.

Scene 1

  「車で行くんやったら,待ってくれるけど,今日は電車や,待ってくれへんねんで.はよ行くぞ!」
  「…すえの子よ,お花を手にしとるんかいな」
 「あさがお!!」
  「朝顔やなあ.どこにあったんや? 鉢植えしているわけでもないのに…」
 「ここ!」
  「ふーん,地面からかいな.…やないやない.みな揃ったな,行くぞ!!」

Scene 2

  「貴志川線に乗れたが…通勤ラッシュの時間帯と重なってしもたか」
  「うえの子よ,つり革,ちょっと上にあるけど,持てるか? …ぎりぎりやな」
  「さきの子にあとの子にすえの子は,つり革を持たんでよろしい.代わりにお互い,くっついとき」
  「って言うたら,あとの子がさきの子に,べちゃあっとくっつきおったか.暑いやろ.手ぇつなぐだけでええで」
細かく指示をしていると,座っていた人が席を譲ってくれました.

Scene 3

  「うえの子だけ,整理券持っとんな.ほな,これも持っとき.小児運賃やで」
  「電車から降りたら,あとの子は,うえの子と手をつなぐこと! さきの子とすえの子は,パパ!」
  「なんでって言うたらな,はぐれたらあかんちゅうのもあるけど,さきの子・すえの子・あとの子は幼児で,パパやうえの子と一緒やったら,運賃いらんからやねん」
  「和歌山駅に着いたぞ.先に出てる人と同じように,右へ行き」
  「うえの子よ,駅員さんには,整理券と運賃を渡すんや! ほんで,改札を出るのに使う切符を,もらいなさい」
  「階段を降りたら…大部分の人は(JRに乗り換えるため)左やけど,我々は右な.いったん改札出るで」
  「なんで階段を降りたり登ったりするんかいうたら,地下通路になってて,線路の下を横切れるようになってんねんな」
  「んでこっちの階段を登り切ったら,自動改札機や…」
  「うえの子は,あとの子と手をつないで! さっきの切符をそこに入れる!! さきの子とすえの子はパパより前! んで最後にパパも切符を投入!!」

Scene 4

  「…と,いったん改札を出たんやが,ここで我々はやなあ.JRの区間の切符を買うんや」
  「まずはICOCAを投入して…」
 「あたし,かう!」
  「うえの子か.ボタンを押したいねんな.画面の中で,『190』と書かれたところを,タッチしてくれるか…」
  「ん? タッチする前に反応しおったな…まあ190円の切符が出たからええやろ」
  「もっかいICOCAを投入して…」
 「画面の横のな,子ども1人のボタンを押しとくねん.それで小児運賃は…」
  「190円の半額(それとJRは10円未満切り捨て)やから,『90』を探してくれるか.そう,それそれ」
  「はい,切符が全部で2枚出たな.違いがわかるか?」
 「ん? …あ,こっちに『小』ってかいてる」
  「せや.そっちが小児用切符っちゅうことな.ずっと持っときや」
  「ほなまた,改札を通るか.さっきと同じフォーメーションやで!!」
  「こらこら,今降りてきたとこ,昇ったら,貴志川線で自宅に戻ってまうがな! もう少し地下道を通って,それからそこを左や!!」

Scene 5

  「8番ホームや.電車が来てるぞ,乗り…あ,あかんゎ.ドアが開いてやないか」
 「パパ,このでん車にのるの?」
  「いや,ホームは合っているが,電車はこれではないと思う.これなあ,たぶん,回送車や」
 「ふうん」
ほどなく,ホームから右の方,方角にして南へ,電車が離れていきました.
 「いつのれるの?」
  「まあ,待ってたら電車が来るやろ」
そうしていると,アナウンスです.
  「さて,電車は,左からかな,右からかな…」
  「ありゃりゃ,4人とも,右を見とるがな.あのなあ,左から来んねん.『折り返し』て言うてな,あっち(和歌山市,すなわち北)から来る電車にな,我々,乗るんやで」
  「…近づいてきたやろ.黄色の線よりこっちっ側に来とき.それと,乗り場のマークのあるとこよりも,右に寄っとこか.降りる人な,階段のあるこっち(我々から見ると左側)に行くから,道を空けといたほうがええねん」
うまいこと乗れました.トイレの向かいの長イスに座ったので,写真を1枚.

Scene 6

和歌山市駅にて.
  「みな,おるな」
  「んで母から言われてたとおり,実家の最寄り駅までの,うえの子の切符も買うたし」
  「あとは母を待つばかり…」
 「パパ,トイレ行ってきていい?」
  「せやな,今のうちに行っとき…」
  「あ,ちゃうわ.トイレは,改札の中やねんな.駅員さんに言うちゃうわ,おいで.すみません,かくかくしかじかでして…あ,どうもありがとうございます.うえの子よ,ほな行け,切符はパパが持っといちゃる.そっちは男子用や! 女子用は奥や!!」
  「ふう.どたばたするなあ…」
  「で,思い出した.今朝プリントして,封筒に入れといた,写真や,写真…」
  「リュックサックから取り出して…」
  「うえの子から,母に手渡してもろて,行きの電車の中で,会話に使こてほしいんやが…おっと,すえの子が興味津々やな」
  「持っとく? ほな渡しとこ.こらこら,開けて中身を見ようとするな! テープで留めてんねんから」
  「それはそれとして,うえの子が戻ってきたか」
 「パパなにそれ?」
  「ああ,写真が入ってんねん.あっちのおばあちゃんに渡してもらおうかなと思てな」
 「あたし,持っとく!」
  「そないするか? んですえの子は,強く握って抵抗するんか」
  「すえの子よ,あのなあ.紙を折ったり曲げたりしたらあかんし,腕力ではお姉ちゃんに勝たれへんねんから,素直に渡しとき」
  「…さて,改札に,人が押し寄せてきたな.(難波発の)サザンが着いたかな.みんな,じゃまにならんようにしながら,あっちのおばあちゃんを見つけるんやで」

(最終更新:2016-08-17 朝)