わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

そこで泣く

その1

夕食後 → 風呂前 → パパはPCに向かって → 少し仕事 → うえの子の机に → 明かりがともって → うえの子 → ではなくさきの子が → 何やら紙に書いている → しばらくして → 「パパぁ!」 → 何や → 「これ,パパにあげる!」 → はいはい,ありがとう → なになに → 「パパ!! → だいすき!! → さきの子!!」 → と,さきの子が読み上げる → かいらしなあ → そういえば前に → パパにも書いてくれるって言うてたっけ*1 → よく見ると → 「パパパ」 → って書いとるぞ → これもご愛敬か → あと → 猫のシールも何枚か*2 → 貼ってくれてるし → さきの子の気持ち → 確かに受け取ったぞ → さきの子は → 気を良くして部屋を出る → パパは再びPCに向かって → 少し休憩 → うえの子の机の → 明かりはともったまま → 消そうとしたら → 「パパ!」 → 何や → またさきの子… → いや → お前は,あとの子やな → 「そこにすわるの!!」 → はいはい,どうぞ → あとの子は席につき → シールの入った袋をがさごそ → 取り出すわけではなく → まいっか → ほっとしていると → 階段の足音 → そして乱入 → この入室の仕方は → うえの子 → 「あとの子ちゃん!!」 → あれれ → お怒りなんか → 「さわったら,ダメでしょ!」 → シールの入った袋を取り上げる → うーむ,これ → うえの子のんかいな → 欲しがるあとの子に対し → うえの子は頭にゲンコツ → 袋を持って部屋を出る → あとの子は → そのまま号泣 → そら泣くわな → ゲンコツの痛みよりも → さきの子ちゃんは使っていたのに → なんであたしだけ怒られなあかんのん → という表情 → あとの子よ → パパとこおいで → 手を差し出すと → あとの子は立ち上がり → パパに背を向けて出て行った

その2

その1と別の日の,夫婦の会話です.
  「ママよお」
「パパ,2階で,どしたん?」
  「あとの子を,泣かしてしもてやなあ.今,おばあちゃんにフォローしてもろてるが」
「その前にさあ,叱るでなし,大声出してたやんか」
  「せやねん.それが発端なんやが…」
「…」
  「すえの子がな,パパお風呂やでって,迎えに来たときにな」
「ふん」
  「あとの子が…鉛筆を削っててやな」
「お絵かきしたかったん?」
  「かもしれんが,いやそうやなくて,削りカスを,ママのPCの,キーボードの上に,ばらまいとんねん!」
「あら!」
  「そいで大声出して,えらいことしよるな,あかんやろそれ言うてやな」
「ほな泣いたん?」
  「ちゃうねん.風呂に入る前に,これはきれいにしとかなと思って,みんなで手分けしてつまんで,ゴミ箱に入れようとして」
「…」
  「そばにおった,うえの子とすえの子は,協力してくれたんやが」
「あとの子ちゃんは?」
  「あの子は呆然としてたんやな」
「それで?」
  「お前は部屋から出とけって言いながら,だっこして,廊下に運んで…」
「それで泣いたん?」
  「まだやねん.その後にな,『今日はお前,ママと風呂に入るんやぞ』って言うたら,それで泣き始めおってん」
「そら泣くわ」
  「泣くんやったら最初に泣けよ,こっちが泣きたなったわ」
「あかんで,あとの子ちゃんの気持ちも考えたってや」
  「ん,んん…」
「あとの子ちゃんが行ったんは,パパとお風呂に入りたかってんから」
  「ふむ…」
「頼んだで」
  「ま,あとの子次第かな」
その日は結局,うえの子・あとの子・すえの子と一緒に入浴しました.

(最終更新:2016-02-29 朝)