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3年配属の最後の選抜方法は

学科の3年配属行事が終わりました.当研究室は,定員4名のところ,第1希望がゼロ,第2希望で3名の登録があり,個別に面談して受け入れました.
本題に進む前に,配属までの流れを書いておきます.「第1希望」「第2希望」は,別々のタイミングで提出してもらいました.具体的には,まずすべての学生が「第1希望」の段階で,希望する研究室1つを申請します.定員を超過するしないに関わらず(言い方を変えると,希望者数がゼロでない限り),教員は各学生と面談を実施し,受け入れるかどうかを決めます.そこで受け入れられれば,学生の配属活動は終了です.受け入れてもらえなければ,「第2希望」として,定員に満たない研究室から1つ,申請します.第2希望の面談も同様に実施します.それでも受け入れられなければ…「最終調整」の対象者となります.
さて,第2希望でも研究室が決まらなかった学生は2名いまして,「最終調整」を実施しました.必要があれば面談いたしますとメールを送るとほどなく,学科長がお越しになり,2名とも,あなたの研究室を希望しているので,1フロア上がって,面談してほしいと言われました.
ふだんは来客時に用いられる,応接室では,隣り合った1人掛けのソファに,それぞれが座っていました.私は3人掛けのソファの真ん中に座って,名前を聞き,おふたりとも,受け入れるわけにはいきませんので,どうやって決めましょうかねと,中途半端な声を発してから…「ジャンケンにしましょう」と提案しました.
1分ほど,時間をとりました.沈黙の時間が続くのも良くないので,1期生は,人数が多かったときはジャンケンで決めていたそうで,現在のように,学生の希望をもとに教員が面談するのは2期生からなんですよと,今思えば彼らにとって何の役にも立たない情報を出してから,お互いを向かい合わせました.
最初はグー,ジャンケンぽん.…
一人がチョキ,もう一人がパーで,負けに気づいて突っ伏し,「ア〜〜!!」と大声をあげていました.
勝者,すなわち当研究室で受け入れることになった4人目の学生の名前を念のため確認し,負けた学生にも今後の進め方などを話してから,私は立ち上がり,応接室とつながっているドアを開けて学科事務室に入り,報告をしました.
というわけで,「学科」の3年配属行事の最後の選抜では,ジャンケンを採用しました.来年度の3年生(現在の2年生)は,1学科10メジャー制(学生は第1メジャ−・第2メジャーを選択)に伴い,「メジャー」ごとに研究室配属を行うのが,自然な流れですが,単位不足の学科学生への対応を含め,時期・やり方など,現段階では未定です.


数に関する補足を:

  • 最終調整段階で,定員に満たない研究室は,自分のところともう1つだけでした.そのもう1つは,残り2名だったので,最終調整に回った学生が2名とも,そちらを希望するか,1名がこちら,もう1名がそちらだと,面談して受け入れるだけだったのですが,上のような展開になりまして,「選抜」が必要となった次第です.
  • 今の3年生は,19期生です.ちなみに私自身が配属(面接を含む)に携わったのは2期生からです.1期生は学部棟が新築され研究室を充実させたいという意図もあり,3年のゴールデンウィーク前に配属が決まっていました.配属行事の時期は,2期生から何年間かは5〜6月ごろで,その後,9月末で定着しています(が,もう過去の話なのですね…).