わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

テキストファイル,ワードファイル,PDFファイル


「授業ではこれまで,3種類のファイル形式を取り扱ってきました.『テキスト』と『ワード(Word)』と『PDF』です.
『テキスト形式』は,中身は文字のみのファイルです.拡張子は.txt*1とします.これについて,メモ帳が,既定のアプリになっていますが,以前の授業でインストールしたNotepad++でも,開いて中身を見たり,編集したりできます.
『Word形式』は,拡張子が.docxで,オフィス・スイーツの文書形式です.Wordで表示し,編集もできます.
『PDF文書』は,拡張子が.pdfで,表示や印刷に適した文書形式とされています.Word形式では,プラットフォームやバージョンの違いによって,自分のところではちょうど2ページに収めたWordの文書を,メールで送って,受け取った方では3ページになってしまう,なんてことも起こり得ます.しかしPDFではそういうことが起こらないような中身になっているのです.
PDF文書は,Wordをはじめとするオフィス・スイーツや,Windows 10では『Microsoft Print to PDF』によって,作成ができます.その一方で,基本的に編集はしないファイルです.
それらの違いを理解した上で,もう一つ,知っておいてほしいことがあります.
取得または作成をしたファイルについて,『拡張子を変更してはならない』ということです.
拡張子を変えても,中身は変わりません.ただし拡張子に応じた,既定のアプリが変わります.PDFファイルの拡張子を,.pdfから.txtにし,メモ帳で開くと,大変なことになります.逆に.txtのファイルを.pdfに変えてから,開こうとしても,エラーが出ます.
『拡張子を変えても,中身は変わらない.他の人は開けない』には,くれぐれも注意しましょう.授業で,このファイル名で提出してくださいと指示をしていれば,拡張子に合わせた,ファイルの作成を行うようにしてください」

*1:「拡張子」にはピリオドを含めないこと,その起源としてwikipedia:拡張子に書かれている「CP/Mのファイル名は8+3バイトの構成になっており、後ろの3バイトが拡張子と呼ばれた」については,理解しています.ただ同ページにある「最後のピリオド以降を拡張子と判断するシステムが一般的」という考え方もそれなりに浸透していますし,Windows 10の「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」では,ピリオド付きで一覧表示されることから,授業では,ピリオドを含めて「拡張子」とし,解説しました.