新しい毛布が来たでは,自分とあとの子の会話の中で,さきの子が毛布を自分の体にまとうのではないかと言っていました.
昨日の朝,予言は的中しました.さきの子が見事にやってのけました.体に巻いて,すぐに抜け出し,毛布はもぬけの殻でした.
その日の夜には,この毛布の新たな使い道が開発されました.木の床の上に敷いて,テレビを見ながら,柔軟体操を始めたのです.これも,さきの子です.
毛布いらんやろと尋ねると,お尻冷たいの嫌やねんと,返ってきました.
柔軟体操が終わると,さきの子は寝間に行きました.毛布は敷かれたままでした.すえの子は毛布やテレビに目もくれず,机に向かって勉強していて,10時のアラームが鳴ったところで,部屋を出て行きました.