わさっきhb

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生活発表会は,おむすびころりん

某年月日,すえの子の通う保育所で生活発表会が催されました.
あいにく自分は出席できなかったのですが,妻はビデオ録画をしてくれました.
夕食後に再生しながら…
  「こっから,年中さんの劇が始まるんやな」
「せやで」
  「おむすびころりん,やんな」
「そうやけど」
  「んで,すえの子は…」
「ネズミさん,しっかり演じきったんやから」
  「なるほど.んむ? 開演前やが,舞台の袖のつづらが気になるなあ」
「つづら?」
  「大きめのつづらが1個と,小さめのつづらが,3個,見えるんやけど」
妻から答えをもらうことなく,観ていると疑問は解消しました.おじいさん役が,3人いたのです.1人1個ずつ,小さなつづらを受け取るので,3個いるということでした.
  「頭に白黒のお面? じゃないけどかぶって…あ,おにぎり役か!!」
おにぎり役は5人.ネズミ役も,すえの子を含めて5人です.
話は順調に進み,すえの子も,自分の番になったらしっかり体を動かしていました.
  「おじいさんたちは,小さなつづらをもらって,めでたしめでたし…あれ!?」
今までと違う色の,おじいさん役が現れました.3人います.
  「あ〜,強欲なおじいさんやな,これは」
  「ちょっと待て,大きめのつづらが1個? 3人で,この1個を持つんか?」
  「ちゃうわ,ネズミさんらは,大きめのつづら1個と,小さめのつづら3個を出してるがな」
「パパ,なに一人でぶつぶつ言うてんの?」
  「あのさあ,ここで,強欲なおじいさんは,大きめのつづらをもらって,開けたら虫とかヘビとか出てくる展開なんやろ?」
「ちゃうよ.それ,舌切り雀やん」
  「あっそうか.おむすびころりんは,えっと…」
話は進んでいきました.強欲なおじいさんたちは,大小すべてのつづらを,自分のものにしようと,「ネコだ〜」と叫んで,ネズミさんたちを驚かせ,その隙に持ち帰ろうとしたけれどもできませんでした.


去年は:めっきらもっきらどおんどん