卒業論文の本文の充実も大事ですが,今の段階から「参考文献」のページ,すなわち文献リストを整備しておき,文献を本文で適切に引用しましょう.
なお,我々の分野では,引用とはciteのことであり,出典(文献番号)を記載することを言います.引用元の内容をそのまま本文に書くという意味の引用は,quoteとして区別され,原則としてこれは行いません.
当研究室では以下の要領で,参考文献に入れるべき文献のリストを用意してもらいます.
- 研究を実施するにあたり重要な情報源(論文,書籍,Webサイトなど)を文献とします.実際に読んだ上で,参考文献に入れること.
- 研究室内のこれまでの成果(卒論,修論,学会発表)も参考文献に入れて差し支えありません.
- 研究室外の人による論文を1件以上,参考文献に入れること.
最後の項目について,研究室の成果の参考文献で良いものを見つけたり,https://ci.nii.ac.jp/ で探したりしてみてください.
文献の数として,最低いくつというのを特に決めていませんが,合計5つでは明らかに少ないと思ってください.参考文献のページを起点に,これまでの卒業論文を眺めることをおすすめします.
結局何をしたか
今年度の卒業研究指導学生は4名なのですが,上記を4人宛のメールとして送ったのち,「研究室内のこれまでの成果(卒論,修論,学会発表)」として,読んだ上で参考文献に入れるべきものを,こちらで確認し,それぞれにメールで連絡しました.