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大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

関連研究を書くときに,もとの文献をどのくらい引き写してよいのか

 4年生のみなさんへ.
 毎週のミーティングで進捗を報告してもらい,その都度,進め方の指示をしている,卒業研究のシステム開発と別に,時間をとって,関連研究を文書化しておきましょう.卒論に載せることを想定した本文と,参考文献(文献リスト)を,Wordファイルに取りまとめて,来週のゼミで報告してください.
 これまでゼミで,研究室の先輩による修士論文卒業論文を読み,関連研究や文献の引用の仕方,そして書誌情報の書き方を,見てきたわけです.次はみなさんが,読者は研究室内限定で,書いてみる番です.
 関連研究を書くにあたり,「研究の説明をどのくらい,もとの文献からコピーしてよいか?」が気になると思いますので,方針をお知らせします.
 丸ごとコピーしてはいけません.
 ただし.対象や用語,評価などに書かれた数量情報は,コピーするのがよいでしょう.
 その文献の中心となる内容(実施事項)について,丸ごとコピーするのでは,その文献に引きずられてしまい,かといってすべて自分の言葉で書くと,おそらく不正確な説明になります.一方に偏らないことを,目指してください(難しいのですが).
 丸ごとコピーと解釈されないようにするには,自分の研究から見て,その文献(先行研究)がどのようなものであるかを,客観的に説明することを心がけてください.
 いくつも文献を読んで,その中で他の文献をどのように取り上げているかというのも,参考にするといいでしょう.
 研究室の修士論文卒業論文,また研究室の学生・教員による学会発表を,取り上げてもかまいませんが,それらの文献の数は,参考文献の中で半分までとしてください.言い換えると,半分以上を,外から取ってくる必要があります.


 昨年度のゼミで実施した(今年度はしない)のは: