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授業参観~ゴムカー,アナグマ

 某年月日,小学校へ行きました.さきの子とあとの子の授業参観です.
 45分の授業の前半は,さきの子のクラスを観ました.教科は「生活」です.ゴムで走る車を使います.動力は,グルグル回すのではなく*1,引っかけて伸ばし,手を離すと走りだすというタイプです.
 授業参観より前に,クラスを8つの班に分け,「7m50cmから10mまでのところで止めるには,どうするか」を検討させていました.そして授業参観では,まず教室内で,班ごとにその作戦と,理由を発表しました.
 作戦,言い換えると子らの選択の余地は,「ゴムの本数」「引っ張る長さ」,そして「ななめにするかしないか」の3点でした.はじめ2つは明瞭でしたが,「ななめ」というのは明らかではありません.斜めの向きに走らせたら,実際には10m超過でも,7m50cmから10mまでの範囲に収まってくれるってことか…と疑問に思ったのですが,あとの子のゴムカーのセット(1人1セットずつありました)をよく見ると,すべり台に似た形状の器具がありました.その台の上から,走らせれば,さらに速く,遠くまで行けるというわけです.しかしどの班も,「ななめにしない」と言っていました.
 各班の発表が終わると,担任の先生もクラスの児童も,参観する保護者も,体育館に移動しました.先生の合図(ホイッスル)で,どの班も1人ずつ,走らせました.スタート地点,7m50cm地点,10m地点には,床にテープが貼られていました.
 最初のホイッスルで,8台のゴムカーが一斉に走り始めるのを見たとき,初速が遅く,7m50cmどころか5~6mで止まってしまうのではと,感じてしまいました.しかし床がきれいで抵抗が少なかったため,すいすい進み,さきの子の班を含む7つのゴムカーが,きっちり範囲内で停止し,1台だけ10mラインを超えていました.
 1人1回ずつ走らせ,3番手だったさきの子も,きちんと範囲内でゴムカーを止めることに成功しました.
 さきの子のクラスはその後,教室に戻って,よかったところを話し合うことになりましたが,この移動に合わせて,あとの子の教室に(できるだけじゃまをせずに)入り込みました.こちらの教科は「道徳」です.題材は『わすれられないおくりもの』というお話です.

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)

Youtubeの朗読動画と,レビューを,1つずつ:

 こちらも,事前に時間をとって学習していて,授業参観では,アナグマはどんな「おくりもの」を残してくれたか,アナグマが死を恐れていなかったのはなぜかなどを,班ごとに発表していました.教室に入ったとき,あとの子を含む班が前方に立ち,発表をしていました.
 授業が終わると,子らは全校集会のため講堂へ.その間,保護者は自分の子どもの席に座り,懇談会です.今回が年度で最後の授業参観そして懇談会ということもあり,担任の先生より,1年間の状況や家庭で行ってほしいことなどのお話しを聞きました.撮影された写真によるスライドショーでは,年度のはじめ,1年生の子を案内する列の最後部で一人だけ後ろを向いた,あとの子の顔を見ることができました.

*1:それはプロペラ飛行機ですね.