わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

そこかよ!

 昨日付けの記事の続きです.(実家の;以下略)母が予約していた焼肉やさんへ車を走らせ,母と,自分と妻と,4人の子とで,楽しい時間を過ごしました.
 そこで母が「温泉に行こうか」と言い始めました.子らは日中よく遊び,軽く汗をかいていました.しかしお風呂は,妻も自分も想定しておらず,着替えを持っていません.
 それでも行くことにしました.タオルは,いったん実家に戻って,母が用意しました.
 家の前に車を停め,運転席で待っていると,母がビニル袋を差し出しました.タオルとバスタオル,それと少し固いものが入っているのは,中を見なくても分かりますが,大きさからして洗面器ではなさそうです.
 母が言葉を加えました.「洗面器ないねんごめんやで.お風呂屋さんのん使こて」と.
 洗面器に関しては昨年の夏に,びっくりさせられる事件がありました.母が用意してくれた洗面器には,側面に,母のフルネームがデカデカと書かれていたのでした.

 そんな洗面器がなくてよかったと思いつつ,袋の中をチラ見すると…
 固かったアイテムの正体は,石けんケースでした.そしてやっぱり,母のフルネームが,書かれていました.次のものと同じような製品です.

 銭湯の最寄りのコインパーキングに,車を停めてから,銭湯へ.男湯・女湯に分かれまして,プールと同様,あとは自分のペースで行動します.ビニル袋から,タオルと,(いろんな方向から見たけれど,無記名の)シャンプーと,母のフルネームが書かれた石けんケースを取り出し,ビニル袋と衣類をすべて,ロッカーにしまってから,風呂に入りました.
 体を洗い,風呂に浸かる前に,他の人と同じように,シャンプー・石けんの置き場に置いておきたいのですが…
 まずタオル,その上に石けんケース…
 ここでやっぱり母のフルネームは恥ずかしいので,石けんケースをひっくり返しました.底面に,やっぱり母のフルネームが書かれていました.
 そこかよ……
 タオルを巻いて,石けんケースを隠しました.母の考えが読めていなかったことを悔やみながら,1分ほど,湯に浸かりました.