このページを見て,「代入しなさい.」で例示されている「~なさい」が,敬体であることを知りました.
「代入せよ.」が,常体となります.
とはいうものの,授業の課題や試験問題では,「~しなさい.」の形で指示や出題をし,「しなさい」以外は常体というのが,当たり前です.
そして敬体と常体の混在はよくない,論文なら常体で統一しなさい(あっ,ここにも「~しなさい」だ!)というのは,ふだんから学生に言っていることです.
論文で「しなさい.」で終わる文は書かないなあと思いつつ,日本語に対する感覚を,しっかりと磨く必要があるなと感じた出来事でした.
話は変わりますが,上記ページで常体に「である調」を対応付けていて,少し戸惑いを覚えました.検索すると,「である調」がそれなりに使われているのも分かります.
ですが自分で使う表記は「である体」です.
コトバンクやgoo辞書も,「である体」「です体」「ですます体」は見出し語となっているのに対し,それらの「体」を「調」に置き換えたものは,載っていませんでした.