いきなりですが問題です.次の3つを,英語で表しましょう.
さっそくですが誤答例です.
- Word
- Excel
- PowerPoint
前に「Microsoft」を付けたり,後ろに®を付けたりしても,正解にはなりません.これらはソフトウェア名です.ワープロソフト・表計算ソフト・プレゼンテーションソフトの「例」であって,「英訳」ではないのです.
といったところで正解例です.
- word processor
- spreadsheet
- presentation program
これらはWikipediaのページになっています.具体的には以下のとおりです.対応する日本語版のページも,挙げておきます.
- wikipedia:en:Word_processor / wikipedia:ワープロソフト
- wikipedia:en:Spreadsheet / wikipedia:表計算ソフト
- wikipedia:en:Presentation_program / wikipedia:プレゼンテーションソフトウェア
本記事作成のきっかけは,来年度の授業のシラバス作成です.5クラスで同一内容ということもあり,担当教員間で話し合っているところです.これまでは「ワープロソフト」「表計算ソフト」「プレゼンテーションツール」と書いていて,プレゼンだけ「ツール」ってのはおかしいよなあということで,少し調査したところ,上記の結果を得た次第です.
なお個人的には「ツール」は,「自分のコンピュータをツールとして活用する(使いこなす)」のように,ソフトウェアではなくコンピュータに結び付けて使用するのがよいように感じています.「ソフトウェア」と「ソフト」,「アプリケーション」と「アプリ」,どの言葉で統一を図るべきか,考えどころではあります.
参考書にしている『改訂新版よくわかる情報リテラシー』*1で,ワープロソフト・表計算ソフト・プレゼンテーションソフトのことをどのように書いているのか,調べたところ,p.26に「ビジネスの場面で利用される応用アプリケーション群をオフィス・スイートといいます。Microsoft社のOfficeやApple社のiWorkなどが代表例です。オフィス・スイートには、ワードプロセッサ、表計算、プレゼンテーションなどのソフトウェアが含まれます」とあり,あとはWordとExcelとPowerPointでした.