いきなりですが問題です.
(問1) 5.36÷0.82を計算し,商は四捨五入して,の位までの概数で求めましょう.
(問2) 「きんきちほう」を漢字で書きましょう.2文字目は点(丶)に注意して書くこと.
(問3) 3.75:1.2を,簡単な整数の比にしましょう。
子どもの勉強を見ました.といっても「遊んでやんと,勉強しぃや」と指示するのではなく,ノードに書いた分の答え合わせです.「正解,ある?」と尋ねると「ない」と返ってくるので,一つ一つチェックしないといけません.
問1は,子どもは筆算で計算していますが,すべての数を見るのは大変です.答えが一致していれば,途中の計算も正しいだろうと考えて,PCで商を計算しました.端末を起動して,ワンライナーです.
$ echo 5.36/0.82 | bc -l 6.53658536585365853658
問題文を見直すと,「商は四捨五入して,の位までの概数で」とのことなので,の位を見ます.「3」ですので,四捨五入の「捨」のほうです.答えは「6.5」…ノートの答えと,合っていました.
問2は,PCでかな漢字変換すると「近畿地方」と出てきます.2文字目は,いとがしらが2つと,左下に田んぼの田,そして残りは確か,ほこだよなと思いながら,子どもの書いたのを見ると,ほこ(戈)に含まれるべき点(丶)が,あったりなかったりします.ある場合に,右のいとがしらのさらに右上だったりします.
ブラウザで,検索しました.
子どもとともに,モニタを見て字形を確認し,ノートの「畿」に点のない文字には,点を打つよう指示しました.
問3は,比の値(3.75÷1.2)が(a,bは整数)と表せるとき,3.75:1.2=a:bとなることを使います.このようなaとbを求めるにあたり,RubyのRationalクラスが思い浮かびました.再び端末です.
$ ruby -e 'puts Rational(3.75/1.2)' 25/8
ということで,比を簡単にする問題の答えは「25:8」となりました.子どものノートも,同じでした.