昨夜の夕食時に.
「パパもみなさんも,自宅におるんで分かりにくいが」
「なに,パパ?」
「明日は祝日なんよな」
「え,そうなん!?」
「『昭和の日』いうてな」
「昭和の日?」
「さきの子よ,昭和って,分かるか?」
「え? えっと…」
「いまは,令和2年やんか」
「うん」
「去年の5月1日から『令和』になったんな」
「そやね」
「それより前は?」
「平成」
「あとの子よ,その通りや.んで,それより前が…」
「…」
「…」
「昭和やってん.パパもママも,おじいちゃんもおばあちゃんも,昭和の生まれや」
「そうやったんや」
「なんというても昭和は長かったんやが…何年やったと思う?」
「えっと,20年?」
「いやいや,64年や」
「えー,そんなに!?」
「あ,いや,62年と何日間かやな.昭和元年が,大正15年とおんなじ年の年末の数日間で,昭和64年も,年のはじめの7日間だけやったんやが…」
「ん? さきの子は,トレーと箸を流しにもってったぞ.パパの話がおもろなかったか…」