「パパに,もんだいです.ほかの人は答えないでね」
「すえの子よ,何やなんや…まあわかった.言うてみ」
「今わたしは体いくで,とびばこをやっています」
「はいはい,体育の跳び箱ね」
「もんだいです…とびばこの前におく,とびはねるためのものを,何というでしょうか?」
瞬時に,「ロイター板」が思い浮かびました.
しかし即答すると,すえの子がいい顔をしそうにありません.
「んと…これかなあっちゅうのはあるんやが」
「何?」
「もしかしてそれ,『ろ』から始まるんかなあ?」
「そうそう!」
「んでもって『ん』で終わる」
「なあんや,パパわかってるんやん」
「よっしゃ,ボケんと答えを言うで……『ローソン』」
真顔でボケると,テーブルの向こうのあとの子が,意表を突かれたらしく,食べ物を口から出しそうになっていました.
「あ,ちゃうかった? ほな,『ロキソニン』?」
こちらも軽い反応がありました.「ロイター板,やね」と答えて,クイズのやりとりを終えました.
記事の見出しに正解を書くのは,味変以来です.