「ん~,すえの子よ」
「パパ,どしたの?」
「もおええ時間なんやが」
「そうやね」
「お,すっとぼけおった.まだ寝ぇへんのか?」
「これが終わったら」
「ママのノートパソコンで,ゲームかいな」
「まあね」
「時間泥棒とは,よぉ言うたもんやなあ…」
「何か言った?」
「いや,切りのええとこで,オフにして,寝に行きや」
「…」
「こういうとき意図的に無反応になるんよなあ…」
「(ドアを開けて)すえの子ちゃん! あんた,まだ起きてんのか!!」
「(小声で)うわ,パパより何倍もこわい,ママが来た」
「もぉ寝なさい!」
「はぁい(ノートPCのフタを閉める)」
「パパも,こんな時間まで子どもらに,パソコン使わしてたらあかんやん! 追い出してや!」
「あーはいはい.(ここでボケよう)追い出すのは,子どもか? パソコンか? 両方か?」
「(笑う)」
「(睨みつけて)子どもだけ!」
「まあ,両方出てけって言うたら,パソコン抱えて,この部屋から離れるもんなあ」
「(笑う)」