元日の朝食は,おせち料理と雑煮でした.
雑煮には,いちょう切りの人参や大根も入っていますが,メインは餅です.
汁は飲みきらず,餅を食べたら「おかわり」をします.
といったところで…
「ママ,お雑煮,(お椀を差し出して)おかわりくれるか」
「は~い」
「うちも~」
「お,さきの子も,おかわり早いなあ」
「ミートゥー」
「すえの子か…(ボケてみるか)お餅は,おかわりを入れて一人2個やで.『みっつ』は欲張りさんやぞ」
「ちがうよ,うち,"Me too"って言うたんやけど」
「ミーに? トゥーやから2つ?」
「ちがうちがう! おかわりは,おもち1こ!」
「ま,せやな.(お椀を受け取って)ママありがと.そういえば思い出した」
「なに,パパぁ?」
「小話なんやが…ある日本人がアメリカに行って,鉄道の切符を買うことになりました」
「てつ道?」
「電車と思っといてや.んでや…切符は,販売機ではなく,窓口で注文して買う必要がありました」
「困ったことに,その人は,英語があまり得意ではありませんでした」
「…」
「…」
「その人は窓口で言いました."To New York"と.すると,切符が2枚,出てきました」
「え? なんで2まいなん!?」
「トゥー・ニューヨークって言ったやんか.トゥーが2やねん」
「さきの子よ,そういうこっちゃ.で…その人は,間違えたことに気づいて,"For New York"と言いました.そうすると,切符は4枚になりました」
「おっと,ここでママが笑うか.実はもう一押しあんねん.その人が『えっと…』とつぶやいたら,切符は8枚になりました.ちゃんちゃん」
「え? 8まいなん!?」
「『えっと』がeightに聞こえたっちゅうことな」