「ただいま~」
「あっ,パパや! はい,これ」
「すえの子よ,何や何や」
「おにのめん,ね.耳のところにゴムつけてるから」
「ほーいほいほい(ボケよう),鬼のお面を,パパのお腹の真ん中に当てて,ゴムで…留められへんねんけど」
「えーパパ何それ何それ,おなかにそんなんあかんわ!!」
「ボケに引っかかった奴がおったか…」
いつもだったらここでAmazonの関連商品紹介をするところですが,Amazon.co.jp : 鬼の面のラインナップが面白かったのでリンクしておきます.
「はい,巻き寿司と,鰯,ごちそうさまでした」
「パパ,まめ食べてよ,年の数だけ」
「いやいや,年の数も一気に食たら,口の中,大変なことになるからな.10粒ぐらいでええよ」
「じゃあ,これからおにたいじ!」
「よしっ,おにたいじ~」
「パパが鬼役になるのはええねんけど…」
「…」
「…」
「小学校で,節分の行事,何かせんかったか?」
「したよ.豆まき」
「あとの子よ,えっと…教室で,豆,まいたんか?」
「投げたよ.パックのままで」
「(なるほど,パックのまま投げたら,豆は飛び散らんなあ)」
「えーあとの子ちゃんうらやましい! うちとこ新聞紙やってんで!」
ここで補足します.「新聞紙」は,ちぎって丸めてボール状にしました.我が家でも,豆ではなく丸めた新聞紙を鬼に投げまして,この会話をしていたときも,食卓には丸められた新聞紙があったのでした.それでは続きをどうぞ.
「ほお.ところで鬼役は誰? クラスの子? 担任の先生?」
「ちゃうよ.ホワイトボードに,かいとくねん,おにの絵ぇを」
「うちもそうやったよ」
「(お,これはボケるチャンス…)てことは,その,ホワイトボードの鬼に向かって,『鬼は外~』って言うて,さきの子のクラスは新聞紙を,あとの子のクラスは豆パックを,投げつけた,と」
「(首を縦に振る)」
「そゆこと」
「そいでとどめは日輪刀やな(我ながらナイスボケ)」
「そうやで」
「そうそう,たんにんの先生が,おもちゃの日輪刀を用意してくれててな」
「うちとこもー」
「え…用意周到やなぁ」
後生(こうせい)のために書いておくと,「日輪刀」の元ネタは「鬼滅の刃」です.
ところで先日,鬼滅の刃が一切出てこないのに,それを連想させる文章を見つけました.
「日本人は切りつけたり、逆打ちをくらわせる毎に必ず叫び声を発する。」を取り出して,はてブしました.そのほか,覚えておきたい英単語として「Red spider lily:彼岸花」というのが書かれています.「Lantern plant fruit:鬼灯の実」の次に「Demon Slayer:鬼滅の刃」を置いても,違和感がないように思います.