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和歌山バス,運賃100円は110円に

 「100円運賃区間を110円に変更します」とのこと.
 数日前より,和歌山大学バス停を含む区間内の各バス停で掲示されています.
 その掲示では,PiTaPaを利用している人は3月15日までに金額設定を変更してくださいとも書かれているのですが,むしろ注意を要するのは,和歌山大学前-和歌山大学を利用するため,「100円区間」をkinoca定期券に設定している人々ではないかと思います.

 上記ページで示されているとおり,昨年4月より運用開始となったkinoca定期券は,「金額式定期券」です.「券面表示金額以下の運賃区間であればどの区間でもご利用」可能となっています.
 もう1点,そこのページに書かれていて重要なのは,乗越精算の際,【乗車区間の普通運賃】-【金額式定期券の記載金額】=【乗越精算額】で算出される乗越精算額が,100円未満の場合には,最低乗越額100円がかかるというものです.
 この措置のため,JR和歌山駅和歌山大学を結ぶ,350円区間のkinoca定期券を持っている人が,イオンモールに立ち寄って,和歌山大学前駅からJR和歌山駅へ行くというときには,乗越精算額は390-350=40円ではなく100円となります(それでも,南海本線とJRを乗り継いで,和歌山大学前駅から和歌山駅まで行くとなると400円になるので安いのですが).
 3月1日より,100円区間を110円に変更したときに,この措置が適用されるのであれば,100円区間のkinoca定期券の人の乗越精算も,100円かかります.
 一般に区間制の定期券においては,有効期間中に運賃の値上がりがあっても,追加料金なしでその定期券で乗り降りできますが,金額式定期券で同様という保証はされておらず,リンクした和歌山バスのページを見ても,そのままでよいという記述は,見当たりません.