わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

Text Fragmentsを試す

 ツイート内の「bit.ly/3EmiLWO」をクリックすると,小学校学習指導要領 算数のページに移動して,「数とその表現や数量の関係に着目し,必要に応じて具体物や図などを用いて数の表し方や計算の仕方などを考察する力」が強調表示されます---ChromeVivaldiとEdgeでそのようになったのに対し,Firefoxではページ最上部が表示されました.
 URLは次のとおりです.ただしパーセントエンコーディングはデコードしています.

  • https://erid.nier.go.jp/files/COFS/h29e/chap2-3.htm#:~:text=数とその表現や数量の関係に着目し,必要に応じて具体物や図などを用いて数の表し方や計算の仕方などを考察する力

 「#:~:text=」が特徴的ですが,これは,Scroll To Text FragmentまたはText Fragmentsと呼ばれる機能で,かなり前のChromeで有効になっていました.構文やURLの例は,以下より知ることができます.

 Chromeで適当なページを表示させてから,ページ内の文字列を選択し,右クリックすると,メニューの中に「選択箇所へのリンクをコピー」というのが出ます.これを選んで,テキストエディタに貼り付けてみると,日本語文字はパーセントエンコーディングされるほか,「-,」と「,-」もURLに含まれています.「=」の次からと「-,」までがprefix,「,-」から終わりまでがsuffixになり,これらを取り除くことで,URLが短くなります。
 それと,「https://erid.nier.go.jp/files/COFS/h29e/chap2-3.htm#:~:text=数とその表現や数量の関係に着目し,必要に応じて具体物や図などを用いて数の表し方や計算の仕方などを考察する力」を,ツイートするためのテキストエリアに貼り付けると,「=」までをURLと認識してしまいます.今回はhttps://bitly.com/を使用して短縮させたのですが,これは使用することなく,「選択箇所へのリンクをコピー」を行ってから,テキストエリアに貼り付ければよかったのでした.


 ツイートの内容は,例えば以下の記事を踏まえたものです.

 一つ前のツイートに入れた「経験的」は,「帰納的」に置き換えることもできます.その反対となるのは,出典に書かれた文言と推論規則による「演繹的」アプローチです---例えば「いくつ分×一つ分」を,「『一つ分×いくつ分』でかけ算の式を表す」と,交換法則から,導くというものです.算数・数学教育においては演繹も帰納も,同じくらい重要ですが,「かけ算の順序」を含む「実情」や「理想」を理解するにあたり,重視すべきなのは演繹よりも帰納であると,考えています.